プレスリリース（setteBIT経由）で、ボルボは、本日Appleが公式発表したCarPlayが今年、新型XC90 SUVに搭載され、運転者がボルボの車載システムとCarPlayを1つの縦向きの画面で同時に使用できるようになることを確認した。

「Apple のクリーンかつ直感的なユーザーインターフェースは、ボルボのスカンジナビアデザインのアプローチと流動的な機能性へのこだわりに完璧にマッチします」とボルボ・カーズの社長兼 CEO であるホーカン・サミュエルソンは述べています。

Apple CarPlay を搭載する最初の車は、2014 年後半に発売される新型 XC90 SUV です。これは近年最も期待されている車の 1 つであり、SUV を再定義し、ボルボ・カーズ史上最も売れたモデルとなったオリジナルの XC90 の後継車となります。

本日公開されたビデオで、ボルボはAppleのCarPlayが実質的に既存の車載システムの機能となる様子を紹介しています。ドライバーはCarPlayインターフェースを手動で起動し、iPhoneで操作できるように設定されたアイコンのグリッドを表示できます。ボルボがプレスリリースで述べているように、このアプローチにより「専用の車内画面とiPhone画面を切り替える必要がなくなる」とのことです。ビデオでは、例えば、ドライバーが別のオーバーレイを使ってエアコンを調整している間も、CarPlayをバックグラウンドで表示し続けることができる様子などが紹介されています。

動画では、ボルボはメッセージアプリへのSiriの統合、ナビゲーション用のAppleマップ、そしてCarPlay用のSpotifyアプリの簡単な紹介も行っています。音声または画面中央の大きなボタンでメッセージを読んだり送信したりする機能、地図検索で複数の結果をスクロールする機能、そしてiOS 7で刷新されたAppleの音声アシスタントを彷彿とさせるSiri UIなど、ボルボは様々なインタラクションを披露しています。

最後に、ボルボはプレスリリースで、CarPlay 実装の技術的な詳細をいくつか公開しました。

Apple CarPlayは、Lightningケーブルを介してデバイスを車に接続します。近々Wi-Fiにも対応予定です。接続はH.264ストリーミングビデオフィードに基づいており、タッチスクリーンからのユーザー入力を返します。Apple CarPlayは、新しいスケーラブル・プロダクト・アーキテクチャ（SPA）をベースにしたボルボの次期モデルで利用可能になり、2014年後半に発売予定の新型ボルボXC90を皮切りに順次搭載される予定です。

ボルボのビデオはYouTubeでこちらからご覧いただけます。