Appleの「Back to the Mac」イベントでお伝えした内容を見逃した方のためにお伝えすると、Mac OS X 10.7「Lion」ではスクロールバーのデザインが一新され、全く新しいスクロールシステムが導入されます。Appleは来年リリース予定の次期メジャーアップデートで、iOSの「ラバーバンド」効果と最小限のフェードアウトスクロールバーをMacに採用する予定です。Appleのクレイグ・フェデリギ氏がLion上で動作するMac App Storeアプリでデモを行ったように、スクロールバーはiOSと同様に動作します。トラックパッドをタッチしている時はスクロールバーは表示されません。
もちろん、Snow Leopardユーザーはソフトウェア・アップデート経由では新機能を利用できませんが、先週、iOSのスクロールバーをMacに導入できるテーマを作成した人がいました。このテーマはこちらからダウンロードでき、ThemeParkを使えばワンクリックでシステムに適用できます。iTunes用の追加ファイルも用意されていますが、iTunesのリソースに手動で配置する必要があります。
テーマはなかなか良くてスクロールバーもかっこいいのですが、Lionで搭載される「本物」ではないのが気に入りません。スクロールバーは依然「コンテナ」（下部に矢印があるやつ）の中に配置されており、トラックパッドやマウスに触れていない間も消えません。現状のAquaスクロールバーのスキンのようなものでしかないのです。
MacでiOSのようなスクロールバーを使うために、この妥協案を受け入れられると思うなら、こちらからテーマをダウンロードしてください。[ありがとう、Nguyen！]
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フェデリコはMacStoriesの創設者兼編集長であり、アプリ、開発者、iPad、iOSの生産性向上に焦点を当ててApple関連の記事を執筆しています。2009年4月にMacStoriesを設立し、以来Apple関連の記事を執筆しています。また、アプリの世界を探求する週刊ポッドキャスト「AppStories」、メディアなどを楽しく探求する「Unwind」、そしてポータブルゲームと携帯ゲーム機革命をテーマにした番組「NPC: Next Portable Console」の共同司会者も務めています。