6月にi​​OS 5の最初のベータ版が開発者向けに公開された直後、一連のコード文字列から、同社がOSにパノラマ写真撮影機能を実装する可能性が示唆されました。この機能により、ユーザーは360 PanoramaやPanoといったサードパーティ製アプリが既に提供している機能と同様のパノラマ機能を使って、より広い範囲の写真を撮影できるようになるとされています。しかし、Appleがベータ版の公開を続け、最終的にiOS 5を一般公開した時点では、パノラマ機能はiOSのどこにも見当たらず、Appleがまだこの機能をリリースする準備ができていないことを示唆していました。

しかし、プログラマーでiPhoneハッカーのコンラッド・クレイマー氏が本日投稿した一連のスクリーンショットには、iOS 5のパノラマ機能のインターフェースとオプションが映っている。特に、スクリーンショットでは、1回のカメラセッションで「左から右へ」複数の写真を撮るための非常に簡素化されたUIが映っている。この機能の設計は最終決定されたものの、Apple社が将来のiOSバージョンのために取っておくことにしたのか、それともパノラマ機能はiOS 5には不十分だと判断したのかは不明だ。クレイマー氏はジェイルブレイクした携帯電話でこの機能を簡単に有効化できるCydiaの微調整版をリリースすると約束しているようだが、開発者はデバイスのキーを手動で変更することでパノラマ機能を試してみることができる。iOSパノラマの結果画像もDropboxに投稿されており、完璧な出力には程遠いものとなっている。この写真がどのように撮影されたのか、また非公式の隠されたiOS 5機能の安定性について推測することはできない。

先ほども述べたように、今すぐiOSでパノラマ写真を試してみたい方は、Occipitalの360をチェックしてみてください。こちらとこちらでレビューしています。AppleはiOS 5.0アップデートに取り組んでおり、セキュリティ修正、バッテリー駆動時間の向上、初代iPadのジェスチャー機能などが導入される予定ですが、新しいベータ版ソフトウェアのリリースノートにはパノラマ機能について言及されていません。

更新：Cydia開発者の@chpwnはすでに、iOSデバイスでパノラマモードを有効にするために「Firebreak」と呼ばれる調整をCydiaに提出しています。