人気の音楽ストリーミングサービス Spotify と、公式にライセンスされた歌詞の世界最大のカタログ (MacStories の読者にとっては目新しい情報ではない) を運営する Musixmatch は、デスクトップ版 Spotify で、Musixmatch の歌詞をメディア プレーヤーにネイティブに表示できるようになると発表しました。

デスクトップユーザー向けには「近日」に展開される予定で、Spotifyの再生バーに「歌詞」ボタンが追加されます。このボタンをクリックするだけで、Musixmatchが提供するリアルタイムの歌詞が表示されます。Spotifyによると、ユーザーは「Explore」セクションで歌詞を検索することもできるとのことです。Musixmatchは以前からモバイルアプリに検索オプションを提供しており、ユーザーは単語や文章の組み合わせでテキストから覚えている曲を検索できます。

以前、MusixmatchはSpotifyのデスクトップユーザー向けApp Finderで最も人気のあるアプリの一つでした。これは本日発表された他のニュースとも関連しています。SpotifyはApp Finderからアプリを段階的に廃止し、開発者に対し昨年リリースされたWeb APIとモバイルSDKの実装を推奨しています。興味深いことに、App Finderで2番目に人気だったアプリは、Spotifyの楽曲の歌詞を表示する別のサービスであるTuneWikiでしたが、今回の提携ではMusixmatchのみが公式に統合される予定です。Spotify開発者ブログによると、「このアップデートは本日から段階的に展開され、新規ユーザーと既存ユーザーのごく一部から開始されます」とのことです。

以前Musixmatchについて取り上げた際、公式歌詞の不足が現代の音楽ストリーミングサービスの最大の弱点の一つであることに何度も気づきました。SpotifyがMusixmatchとの連携を決定したのは非常に賢明な判断だと思います。今後、モバイルデバイスでも歌詞が利用できるようになることを期待しています。

iOSでは、MusixmatchはApple Musicアプリに手動操作なしで直接接続できます（特にiOS 8ウィジェットでは素晴らしい機能です）。ただし、他のオーディオソースの場合はShazamのようなスキャンプロセスが必要です。MusixmatchをSpotifyモバイルプレーヤーに組み込むことで、Musixmatchの視認性と利便性が大幅に向上するでしょう。iOSとAndroidが今日のデスクトップ向けニュースに追随するかどうか、今から楽しみです。

詳細については、Spotify ブログをご覧ください。