Appleは本日、同社のTVアプリのチャンネルで初めて利用可能なバンドルオファーを発表しました。このオファーは、Apple TV+に既に加入しているお客様（有料プラン、またはApple製品の新規購入時に提供される1年間の無料サービスの一部）のみを対象としているというユニークな特徴があります。Apple TV+の加入者は、7日間の無料トライアルの後、CBS All AccessとSHOWTIMEのバンドルを月額わずか9.99ドルで利用できます。これら2つのチャンネルを個別に加入すると、月額20.98ドルかかるため、これは非常にお得なオファーとなります。

Apple のプレスリリースでは、チャンネルサブスクリプションを魅力的にするいくつかの機能が強調されています。

Apple TVチャンネルを通じてサブスクリプションにご登録いただくと、Apple TVアプリだけで、3つのサービスすべてのコンテンツをオンラインでもオフラインでも、広告なしでオンデマンドで視聴できます。ファミリー共有を利用すれば、最大6人のファミリーメンバーが、各自のApple IDとパスワードだけでApple TV+、CBS All Access、SHOWTIMEのサブスクリプションを共有できます。

長年AppleのTVアプリを愛用してきた者として、私は以前にもチャンネル体験にどれほど価値を見出しているか、そしてAppleが他のチャンネルパートナーともっと多くの契約を結べなかったことにどれほど失望しているかについて書いたことがある。2019年初頭にApple TVチャンネルが初めてローンチされたとき、HBOが最も権威のあるチャンネルだったが、そのサービスがHBO Maxに移行したため、Appleユーザーが利用できるチャンネルオプションはなくなった。Disney+やPeacockなどの新しいストリーミングサービスも、チャンネルとして利用できなくなっている。つまり、Appleはストリーミング時代に向けて堅実なTV体験を構築してきたが、人々が最も重視するサービスではそれが利用できないのだ。今日のバンドルのニュースがこの状況を変えることを特に期待しているわけではないが、少なくとも同社のチャンネル構想に少し活気が出てきたのは良いことだ。