
Adobeは、デザイナーや開発者がFlashプロジェクトからHTML5(ひいてはiOS対応)コンテンツを簡単に作成できるよう、FlashからHTML5への変換ツールをAdobe Labsウェブサイトで公開しました。Adobeのプリンシパルプロダクトマネージャーであるジョン・ナック氏は、昨年10月(このツールが発表された当時)に、Adobeの目標は「複数のランタイムをターゲットにするコストを削減し、真の成果を提供すること」だと述べていました。
コードネーム「Wallaby」のこのツールは、機能が限定的で完成には程遠いものの、ほとんどのFlashバナー広告で問題なく動作するはずです。ただし、ActionScriptを使用したプロジェクトは現時点ではサポートされていません。このツールはドラッグ&ドロップで簡単に変換でき、Adobeは「Flashランタイムをサポートしていないデバイスでもコンテンツを再利用し、リーチを拡大できる」と述べています。
AdobeはFlashのサポートから完全に撤退しているわけではありませんが、iPadやiPhoneなどFlashをサポートしていないデバイスの普及を目の当たりにしている顧客を満足させるために、HTML5のサポートを実装せざるを得なくなったように見受けられます。また、昨年4月にスティーブ・ジョブズが書いた「Thoughts on Flash」の記事の少なくとも一部は現実になりつつあることも明らかです。
HTML5のようなモバイル時代に生まれた新しいオープンスタンダードは、モバイルデバイス(そしてPCも)で勝利を収めるでしょう。Adobeは、Appleが過去を捨て去ったと批判するのではなく、未来を見据えた優れたHTML5ツールの開発に注力すべきでしょう。
[The Loop経由]
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元MacStories寄稿者。