ここ3年間、私のソフトウェアレビューの書き方が気に入らないという人が何人かいました。「そのソフトウェアを買うべきかどうか」だけを言うべきだ、と。その言い分は理解できますが、MacStoriesの3周年が間近に迫っている今、なぜそうしないのかを説明するのが適切だと思いました。

アプリは決して「ただのアプリ」ではありません。私たちが毎日使い、触れる部品やボタンの背後には、人が存在します。このことについては以前にも書きました。アプリをレビューする際は、読者に対して誠実であり、価格、使いやすさ、見た目といった他の要素も考慮に入れながら、様々な機能を注意深く洞察力に富んだ分析で提供しなければなりません。しかし同時に、私のライターとしての本能は、機能のチェックリストだけでは語るべき内容が足りないと告げています。私は、そのストーリーを伝えたいのです。

ソフトウェアレビューで機能の羅列に重点を置くサイトはたくさんあります。それはそれで構いません。ただ、特定のソフトウェアの「新機能」を読者に伝えることが、あるテーマを網羅する唯一の方法だと考えることもあります。そうでなければ、そのテーマを取り上げないことで読者に不利益を与えてしまうことになるからです。これは特にソフトウェアのアップデートに当てはまります。Flashbotのような懐中電灯アプリも同様です。

MacStoriesでは、取り上げる話題を慎重に選びます。過去には愚かな噂や憶測を流したことがあり、その行為から貴重でかけがえのない教訓を学びました。それは、信頼が大切だということです。そして、今回もまた、人に関する話です。インターネットに注ぎ込める魂の量は限られており、噂やリンクベイトに埋もれてしまう可能性も容易にあります。手を広げすぎて、物語を語ることができなくなってしまうのです。ニュース報道に秀でた人もいます。それ自体が芸術と言えるでしょう。しかし、残念ながら、やらざるを得ないからやっている人もいます。

アプリをレビューするときは、伝えるべきストーリーを見つけたいと思っています。独創性だけを追求するのではなく、デジタル時代の革命を目の当たりにしていると心から信じています。ページビューを増やすために、リストを書いたり、炎上するようなブログ記事を書いたりして、この時代を生きたいとは思っていません。

この革命を伝えたい。あるいは少なくとも、私と私のチームが、人々に考えさせるような視点を提供することに貢献できる、最適な場所を見つけたい。ただクリックするだけでなく。

時には、私が気に入っているアプリでも、あなたがひどいと思うこともあるでしょう。それも当然です。何かをレビューして意見を述べるときに客観性などありません。あるのは誠実さだけです。誠実さと個性は様々な形で融合しますが、私がレビューを書く際は、事実、好み、そして意見がバランスよく混ざり合った結果になるように努めています。優れたソフトウェアに対する私の評価の根幹である「なぜ」と「どのように」を伝えるように努めています。意見の相違や建設的な批判を通して、将来、より豊かで多様なソフトウェアレビューのアーカイブが築かれることを願っています。

読者が数百万人ではなく数百人規模だった頃の方が楽だったのではないかと考えたことがあります。最終的に、良好なトラフィックは、このサイトを運営する上での支えとなるだけでなく、すべてをよりエキサイティングなものにしているという結論に至りました。つまり、話したいテーマを選び、好きなように書き、より多くの人々と知的な議論を楽しむことができるということです。そして、それは日々良くなってきています。

もしかしたら、その商品を買わなきゃいけないのかどうか、それをそのまま伝えた方がいいのかもしれない。でも、それでは面白みが半減してしまう。

だからこそ私たちは書いているのです。イノベーションは私たちを常に驚かせ続けるからです。そして、それは語る価値のある物語なのです。