急性リンパ性白血病と闘病中の9歳の少年、オウェイン・ワイナート君は最近、メイク・ア・ウィッシュ財団に連絡を取り、iOSゲームを作るという夢を実現できないかと相談しました。メイク・ア・ウィッシュ財団は問い合わせを行い、シアトルのデベロッパーである4th & Batteryと連絡を取ることができました。4th & BatteryはPopCap（PeggleやPlants vs. Zombiesの開発元）のスピンオフと言えるもので、実験的でインディー、あるいは「少し欠点のある」ゲームの開発に注力しています。

彼らはオウェインの願いを叶え、アライド・スター・ポリスの制作を支援しました。オウェインは、自分がプレイしたくなるような、楽しいゲームを作りたかったと語っています。その結果生まれたのは、「タワーディフェンスとリアルタイムストラテジーのゲームプレイを組み合わせた」ゲームで、「未来の架空の世界」を舞台に「善と悪」の物語が展開されます。

^4th and Batteryのシニアプロデューサー、マシュー・リー・ジョンストン氏は、オウェインについて「これまで一緒に仕事をしてきたデザイナーや開発者と全く同じでした」と語っています。「彼がドアを開けて入ってきた瞬間、細部に至るまで綿密に練られた、完成度の高いゲームデザインを私たちに手渡してくれたんです」。ゲームが発売された今、オウェイン氏はどんな感想を抱いているのでしょうか？

弟も父も、そして私も、このゲームをずっとプレイし続けています。これは私の夢から始まったのですが、今では友人や世界中の人々が私の作品をプレイできるようになりました。

Allied Star PoliceはiPhoneとiPad向けにApp Storeで無料でダウンロードできます。2ラウンドほど軽くプレイしてみましたが、定番のタワーディフェンスに新たな工夫を加えた、実に楽しいゲームです。ダウンロードする価値は間違いなくあります。OwainとPopCapの物語をもっと詳しく知りたい方は、「Owain's Wish」のページをご覧ください。

[Cult of Mac経由]