Orkaは、MacStadiumがMacビルドインフラストラクチャ向けに開発した仮想化レイヤーです。MacおよびiOS開発者は、Apple純正ハードウェア上でKubernetesを活用し、クラウド環境でmacOSをオーケストレーションできます。まもなく、現在ベータ版であるOrka 2.0がリリースされ、開発者はAppleのM1チップアーキテクチャとOrkaのパワーを初めて活用できるようになります。

Orka は最初のリリース以来、高性能、スケーラビリティ、セキュリティ、そして信頼性の高い Apple ハードウェアを活用し、開発パイプラインの効率化に活用されてきました。まもなく、Orka は Apple Silicon Mac でも動作するようになります。Orka 2.0 では、開発者は Intel マシンと同様に M1 Mac 上で macOS を仮想化できるようになり、Intel ベースと M1 ベースの仮想マシンを混在させたクラスター構成も可能になります。これは大きな前進であり、開発者が Mac と iOS のビルドパイプラインを Apple Silicon に移行しやすくなります。Orka 2.0 では、ネイティブの Kubernetes コマンドラインから Orka VM を制御することも可能になります。

Orka 2.0がもたらす可能性はそれだけではありません。先週、AWSはM1 Mac mini上でEC2インスタンスが利用可能になると発表しました。AWSのM1 miniインスタンスは現在プレビュー段階ですが、この発表は開発者にとって、AWS上でOrka 2.0を実行したり、MacStadiumサーバーとAWSを連携させたハイブリッドクラウドパイプラインを構築したりするなど、魅力的な可能性を広げるものです。

MacStadiumでOrka 2.0の詳細をご覧ください。今すぐベータ版にご登録いただければ、M1 Macで開発パイプラインをいち早く体験いただけます。Orka 2.0は、見逃せない大きな飛躍となるはずです。

今週、MacStories をスポンサーしていただいた MacStadium に感謝します。