iOS 11への移行に伴い、拡張現実（AR）、ドラッグ＆ドロップ、深度マッピングを中心とした派手なリリースが相次ぎ、新OSの目玉機能が実際にどのように機能するかが示されました。しかし、あまり注目されていない機能、カメラアプリのQRコードサポートにも将来性があり、Visual Codesがその真価を証明しています。

ベンジャミン・メイヨー氏が開発したVisual Codesは、連絡先の追加、Wi-Fiへの接続、電話番号への通話といったデジタルアクション用のQRコードを生成し、現実世界で使えるようにします。基本的に、アプリに関連情報を入力し、コードにラベルを付け、プリンターに接続するだけで、物理的なショートカットが手に入ります。

Appleは、クレイグ・フェデリギ氏がWWDCのステージでこの機能を披露した際、このようなツールの可能性に気づきました。フェデリギ氏は、QRコードを使えば、スマートフォンのカメラを取り出してルーターのQRコードをかざすだけでWi-Fiに接続できるようになると述べました。iOS 11では、これだけでなくさらに多くのことが実現可能になり、Visual Codes以上に優れたアプリは想像できません。

このアプリはコードを素早く作成できるだけでなく、必要な時にすぐに使えるよう、コードを整理して共有するのも簡単です。コードの色を変更できるので、自宅やステッカー、パソコン画面上での見栄えをより細かくコントロールできます。印刷する準備ができたら、1枚の紙に1つまたは複数のコードを印刷するオプションが表示されます。

普段の作業をスピードアップさせたい場合でも、他の人にもっと多くの情報を提供したい場合でも、ビジュアルコードとカメラアプリの組み合わせは最強です。友達全員がiOS 11にアップデートすれば、家中に貼る予定のQRコードが使えるようになるでしょう。