レビューを書き終えるのに邪魔になるようなゲームは、偶然素晴らしいゲームに出会った証拠と言えるでしょう。Poly Bridge もまさにその例です。物理演算をベースにしたパズルゲームで、シミュレーター要素も持ち合わせており、起動するたびに長時間夢中になります。

習得すべきことがたくさんあります。高校の物理の授業でやったバルサ材を使った工作を思い出します。予算と材料が決まったら、車が安全に通行できる隙間を埋める橋を架ける必要があります。予算と材料の制約により、橋を過剰に設計することはできません。その代わりに、最大限の効果を発揮するように構造を慎重に設計する必要があります。

ゲームはチュートリアルから始まり、プレイヤーは橋を建設するための基本的なツールの使い方を習得します。最初は道路資材と木材しか使えません。橋の建設は、資材を選び、アンカーポイントを繋いで橋を描くことで完成します。橋のセクションを調整したい場合は選択したり、ジョイントを移動したり、アクションを元に戻す/やり直すなどのツールも用意されています。Poly Bridgeは100レベルをクリアしていくにつれて、新しい資材やチャレンジが登場し、飽きさせません。学ぶべきことがたくさんあるので、行き詰まった時はレベル選択画面に戻ってチュートリアルをもう一度プレイすると良いでしょう。

ちゃんと動く橋を設計できたと思ったら、再生ボタンを押してテストしてみましょう。もし橋が荷重に耐えられない場合は、再生速度を落とし、ツールバーの「応力可視化」をオンにしてください。これは、橋のどの部分が壊れやすいかを確認するのに最適な方法なので、調整に役立ててください。

様々な構造を試してみるのが一番楽しいと感じていますが、予算内で最も頑丈な橋を建設すると報酬がもらえる星評価システムもあります。プレイヤーに可能な限り最高の橋を建設するよう挑戦させることで、レベルの繰り返しプレイの価値を高めています。

Poly Bridgeは本質的にはシミュレーターというより物理演算パズルゲームなので、PerchangやEnigmoのようなゲームのファンならきっと気に入るでしょう。橋のシミュレーションはレベル制に限定されているとはいえ、それぞれがユニークなサンドボックスで、何度もデザインをテストできるので、シミュレーターゲームのファンにもきっと気に入っていただけるでしょう。2つのジャンルの絶妙な融合が魅力で、とことん夢中にさせられます。

Poly Bridge は、App Store および macOS 版 Steam で入手できます。