昨日、PandoraがiOSアプリをアップデートし、HomePodのデフォルトの音楽ストリーミングサービスとして利用できるようになりました。設定は分かりにくいですが、それほど難しくもなく、iOS 14.1とiPadOS 14.2で利用可能です。使い方は以下のとおりです。

AppleはWWDCでHomePodがサードパーティ製の音楽ストリーミングサービスに対応することを初めて発表しましたが、その仕組みについては説明されていませんでした。しかし、Pandoraのアップデートがリリースされたことで、サードパーティ製アプリの設定とAppleのホームアプリの組み合わせで対応できることが分かりました。

他のサードパーティ製音楽サービスもPandoraに追随するはずです。Pandoraユーザーでなくても、HomePodとの連携がどのように実装されているかを知ることは有益です。Pandoraアプリで「プロフィール」タブをタップし、画面右上の歯車アイコンを選択して「HomePodに接続」をタップし、プロンプトが表示されたら「ホームで使用」をタップします。これらの手順を完了すると、SiriにHomePodから「Pandoraで」音楽を再生するように頼むことができます。

さらに一歩進んで、ホームアプリでPandoraをデフォルトの音楽サービスに設定することもできます。ホームアプリを開き、iPhoneまたはiPadの画面上部にある家ボタンをタップして「ホーム設定」に進みます。次に、プロフィール写真をタップします。ここに、個人のホーム設定が表示されます。Pandoraで正しく設定されていれば、ホーム設定の「メディア」セクションに表示されます。Pandoraの項目をタップすると、「視聴履歴の更新」のオン/オフを切り替えたり、ホームアプリからPandoraを削除したりできます。複数のユーザーがホームに割り当てられている場合は、音楽ストリーミングサービスを管理できるのはプライマリユーザーのみです。

PandoraをHomePodのデフォルトの音楽ストリーミングサービスとして設定するには、「メディア」セクションのすぐ下にある「優先サービス」をタップします。1^ここで、デフォルトとして設定できる各サービスのリストが表示されます。Pandoraを選択し、ホーム設定を閉じると完了です。Siriに「Pandoraで」音楽を再生するようにリクエストする代わりに、別のサービスを指定しない限り、すべての音楽再生リクエストはPandoraのサービスを使用して再生されます。Pandoraをホームに追加すると、すべてのデバイスからアプリを削除した後でも、HomePodで引き続き利用できます。

デフォルトのサービスを切り替えた後も、HomePodからApple Musicやその他のサービスを引き続き利用できます。ただし、Apple Music専用のプレイリストやApple Musicライブラリに作成したプレイリストを再生するようにSiriに指示する場合でも、使用する再生サービスを指定する必要があります。例えば、Pandoraをデフォルトのサービスに設定している場合、Apple Musicに切り替えるには、「Hey Siri、Apple MusicでTaylor Swiftを再生して」のようなコマンドを使用する必要があります。

私のテストでは、別の音楽ストリーミングプロバイダーへの切り替えはシームレスに動作しました。残念ながら、ホームアプリでサービスを切り替えるための設定がどこにあるのかが分かりにくいです。多くのユーザーは、HomePodの設定か、ホーム設定のトップレベル（ハブやその他のHomeKitデバイスのカテゴリを管理できる場所）を確認すると思います。とはいえ、一度場所が分かれば、手順は簡単で、異なる音楽ストリーミングサービスを好むユーザーにとってはありがたい選択肢となるでしょう。