Agile Tortoiseは昨年、連絡先管理のための強力なアプリ「Interact for iOS」を発表しました。このアプリの最も人気の高い機能の一つは、連絡先情報を解析し、テキストブロックを新しい連絡先に素早く変換できるスクラッチパッドです。Agile Tortoiseはこの機能をMacに移植し、「Interact Scratchpad」というメニューバーアプリとして提供しています。

連絡先に情報を追加するのは面倒です。ウェブページと連絡先アプリを何度も行き来して、次々とフィールドに情報を入力したり、テキストをコピーして貼り付けたりしなければならないことがよくあります。Scratchpadはあらゆる種類の連絡先情報を自動認識してくれるので、この単調な作業を代わりにやってくれます。

Scratchpad のポイントは、データを入力する方法が複数あることです。メニューバーアプリなので、メニューバー項目をクリックし、アプリのテキストフィールドにテキストを入力するか貼り付ける方法があります。メニューバーアプリは、設定で割り当てたグローバルホットキーの組み合わせを使って開くこともできます。キーボードショートカットは、電話中に電話番号や住所を素早くメモする必要があるときに最適です。Scratchpad ウィンドウが瞬時に開き、入力できるようになります。メール、テキストメッセージ、ウェブサイト、その他のソースから連絡先情報を Scratchpad に貼り付けることも同様に便利です。

連絡先情報を入力または貼り付けるとすぐに、Scratchpadは名前、住所、電話番号などの認識を開始します。私のテストでは、Scratchpadは連絡先情報を正しく認識する素晴らしい仕事をしました。会社名などを解析できない場合もありましたが、簡単に追加できました。認識されなかった行の任意の場所で、ドロップダウンリストからタグを選択すると、そのフィールドに情報が追加されます。また、認識されなかったテキスト行の先頭にタグ情報を手動で入力することもできます。

完了すると、アプリ内にプレビューボタンが表示されます。連絡先アプリに追加する前に、連絡先カードがどのように表示されるかを確認できます。追加する情報が既存の連絡先またはグループのものである場合は、「作成」ボタンの代わりに「追加」ボタンを使用できます。macOSの共有シートを使用して、Scratchpadから.vcfファイルとして直接連絡先を共有することもできます。

メニューバーアプリに加えて、Scratchpadは拡張機能としても利用できます。他のアプリからテキストをハイライト表示し、右クリックして「共有」を選択します。Scratchpad拡張機能を選択すると、テキストがメニューバーアプリに追加され、処理されます。Safariなどのブラウザを使って、行きたいレストランやお店を調べるときに便利な機能です。

InteractのScratchpad機能だけでも、Agile TortoiseアプリのiOS版を購入する十分な理由になります。面倒な連絡先追加が不要になるからです。Agile TortoiseがiOSアプリの機能をmacOSアプリに移植したのも当然と言えるでしょう。多くの連絡先を扱う方なら、ぜひ検討すべきユーティリティです。使い始めてまだ少しですが、既に多くの時間とストレスを節約できています。連絡先情報を保存する可能性が大幅に高まり、連絡先アプリがより価値のあるリソースになったと実感しています。

Interact Scratchpad は Mac App Store で入手可能で、リリースを記念して Interact for iOS が期間限定で販売されます。