昨日、Tumblrのブログで偶然見つけたのですが、テーマとは裏腹に、数分間笑ってしまいました。ジョシュア・カウフマンのブログ「This Guy Has My MacBook」には、3月にカウフマンから盗まれたコンピューターを使っている男性の写真が掲載されていました。写真、説明、そしてこの男性がインターネット全体に監視されていることに気づかずにMacBookを使っていたという事実が、実に滑稽でした。確かに、これはただ自分のMacBookを取り戻したいという男性の話だったにもかかわらず、こんな風に笑わせてくれるのです。

カウフマンのブログを知ってすぐに、この話題は一気に広まりました。他の何十ものウェブサイトがこれを取り上げ、この男がMacの泥棒をHiddenを使って監視しているという記事を書いたのです。HiddenはMacアプリで、iSightカメラで遠隔操作して写真を撮ったり、スクリーンショットを撮ったり、位置情報を取得したり、盗まれたコンピュータに関するその他の詳細情報を送信したりできる優れた追跡ツールです。インターネットでリンクと写真が拡散し始めたので、オークランド警察が何かしなくてはならないと感じました。カウフマンは当初、ブログに「リソース不足」のためオークランド警察は彼を助けることができないと書いていました。数時間後、カウフマンはオークランド警察がコンピュータを無事に押収し、犯人を逮捕したとツイートしました。ちなみに犯人はタクシー運転手で、車内にMacBookの写真があるという謎がそこから生まれました（昨日このブログが人気になった理由の一つです）。

更新：（5月31日午後8時37分 PST）逮捕！オークランド警察から電話があり、写真に写っている男を逮捕したと連絡がありました！やったー！警察は、彼が運転手だという私の証拠（タクシー会社を示唆するメール）を使って、彼を騙して乗せたのです。オークランド警察、よくやった！

カウファム氏の話は、Macに追跡・復元ソフトウェアをインストールすることの重要性を示す、もう一つの例です。AppleはiPhoneとiPad向けに「iPhoneを探す」という優れた無料ソリューションを提供しており、LionでMacにも搭載されるという噂もありますが、それまでは前述のHiddenと、iSightカメラで室内の動きを検知し、コンピュータの前で何が起こっているかを写真で確認できる優れたWitnessをお勧めします。また、この話は、あるハッカーが盗まれた古いMacを何年も後に追跡した方法を説明したYouTubeの人気動画を思い出させました。DynDNSのようなバックグラウンドデーモンは、コンピュータがインターネットに接続されるとすぐにIPアドレスを自動的に検出し、Webアドレスに関連付けます。これはカウフマン氏の話とは一線を画す、素晴らしい話です。見逃した方は、休憩後に動画をご覧ください。