ここ数ヶ月、複数のGmailアカウントにアクセスするために、iPadアプリをいろいろ試してきました。もちろん、Appleのメールアプリを使って管理することもできます。問題は、AppleのメールアプリではGmailのほとんどの機能にアクセスできないことです。私はiPad版のGmailウェブUIが大好きです。また、GoogleはGmailをモバイルデバイスでより快適に操作できるように（スクロールのスムーズ化、左パネルの選択項目の改善など）、アップデートに力を入れており、これらのネイティブ「ラッパー」を使えば、ボタンをタップするだけでアカウントを素早く切り替えることができます。

これまでiPhoneではMailboxes、MailWrangler、MultiG、Mailroomを試してきました。MacではMailplane（本当に素晴らしいです）を使っています。タブレットでは数週間MultiGを使い続けてきました。Googleがバックエンドに変更を加えるまで、MultiGは動作しなくなり、開発者もアップデートをリリースしませんでした。仕方なくApple Mailに戻りました。これまで試したあらゆる代替手段の中で、MultiGの素晴らしさを超えるものはなかったからです。

7月に初めてレビューしたMailboxesは、今後数週間でまた使いたくなるアプリになりそうです。2日前にアップデートがリリースされましたが、非常に優れています。iOS 4.2との互換性が追加され、Google Appsログインの問題が解決され、複数のGmailアカウントを単一のパスコードでグループ化できるようになりました。Mailboxesでは、複数の「ID」を作成し、その中に好きなだけ多くのメールアカウントをグループ化できます。このアプリでは、ポップオーバーからIDに割り当てられたアカウントを素早く切り替えることができます。iPad用のGmailウェブUIも大幅に高速化され、見やすくなったようです。

iOS 4.2に対応しているため、アプリがバックグラウンドに移行してもGmailからログアウトされません。また、「高速アカウント切り替え」機能によりGmailのCookieが保存されるため、インターネット接続がなくてもアカウントにアクセスできます。Wi-Fiがオフの場合でも、アカウント間を切り替えてメールを読むことができます。非常に便利です。

MailboxesがiPad向けのGmailアプリとして、現時点では完璧な形で復活しました。アプリはミニマルで高速、そしてパスコードも搭載。今のところこれ以上のものは望めません。いつも通り、App Storeで2.99ドルで入手可能です。