過去24時間、Appleをめぐる様々な法的問題に関して、いくつかの進展がありました。あまり興味深いニュースではないため、個別の記事ではなく、1つの分かりやすい記事にまとめることにしました。

昨日遅く、やや遅ればせながら、AppleはAllThingsDに対し、司法省による大手出版社との共謀疑惑に対する声明を発表しました。これは他の出版社が先に発表した声明と類似しており、Appleの電子書籍市場参入がAmazonのこれまでの市場独占を揺るがしたという主張を裏付けています。

司法省によるAppleに対する共謀の告発は全くの事実無根です。2010年のiBookstoreの立ち上げはイノベーションと競争を促進し、出版業界におけるAmazonの独占的支配を打ち破りました。それ以来、顧客はよりインタラクティブで魅力的な電子書籍の恩恵を受けています。App Storeで開発者が価格設定できるようにしたのと同様に、iBookstoreでは出版社が価格設定を行っています。

Apple、Lodsys訴訟への介入を許可される

昨年、Lodsysが複数のiOS開発者に対し、特許侵害を理由に訴訟を起こしたことをご記憶の方もいらっしゃるかもしれません。Appleは昨年、Lodsysから取得したライセンスはApp Store上のサードパーティ開発者にも適用されると主張し、この訴訟への介入を申し立てました。裁判所は昨日、Appleの主張を認め、Appleの介入申し立てを承認しました。残念ながら、多くの開発者にとって、これは遅すぎます。高額な訴訟費用を回避するため、多くの開発者が早期にLodsysと和解しています。

Apple、ドイツのiCloudユーザーへのプッシュメール復旧の試みに失敗

今年2月初旬、モトローラがAppleに対する差止請求に成功したため、AppleはドイツのiCloudユーザー向けのメールプッシュサービスを停止せざるを得ませんでした。本日、マンハイム地方裁判所はこの決定を支持し、Appleはモトローラ・モビリティに損害賠償を支払う義務を負うことになります。

iPod Nanoが発火した東京のカップルにAppleが賠償要求

2010年7月、第1世代のiPod nanoが自然発火し、所有者の手に1ヶ月以上の火傷を負わせました。Appleは、医療費と苦痛に対する補償として、所有者に約7,400ドルの支払いを命じられました。Appleは昨年11月、この製品の全世界交換プログラムを開始しました。

[AllThingsD、TUAW、TNW、Cult of Mac経由]