Appleは本日、Apple Musicのラジオ事業の拡大とリブランディングを発表しました。世界最大のラジオ局であるBeats 1は、コンテンツは従来通り維持しながらも、Apple Music 1に名称が変更されます。

Appleのグローバルラジオステーションラインナップに、Apple Music 1に加え、Apple Music HitsとApple Music Countryという2つの新しいステーションが加わります。前者は80年代、90年代、そして2000年代の有名で愛されている曲を専門とし、後者は現代と古典のカントリーミュージックに焦点を当てています。

Apple Music 1のホストとプレゼンター陣（ゼイン・ロウ、エブロ・ダーデン、ブルック・リースなど）と同様に、Appleの新しい2つのステーションにも毎日オンエアのホストがいます。Apple Music Hitsにはジェイド・ドノヴァン、エステル、ローキーなどが、Apple Music Countryにはケリー・バネン、タイ・ベントリ、ブリーなどがホストを務めます。

Apple Music 1のユニークな強みの一つは、強力なホスト陣に加え、ビリー・アイリッシュ、エルトン・ジョン、フランク・オーシャンといったアーティストによる定期的な番組です。Appleは、新しいステーションにも同様に素晴らしい番組を揃えています。Appleのプレスリリースによると、Apple Music Hitsでは「バックストリート・ボーイズ、シアラ、マーク・ホッパス、ヒューイ・ルイス、アラニス・モリセット、スヌープ・ドッグ、メーガン・トレイナー、シャナイア・トゥエインなど」の独占番組が放送されます。Apple Music Countryでは、番組リストはさらに長く、以下のアーティストが出演します。

ジミー・アレン、ケルシー・バレリーニ、ディアークス・ベントレー、BRELAND、ルーク・ブライアン、ルーク・コームズ、モーガン・エヴァンス、フロリダ・ジョージア・ライン、パット・グリーン、ウィリー・ジョーンズ、クリッシー・メッツ、ミッドランド、リッシー・パーマー、ザ・シャイアーズ、キャリー・アンダーウッド、モーガン・ウォーレン、さらに、デイブ・コブ、ジェシー・フラジャー、ルーク・レアードなどの伝説のプロデューサーやソングライター、ジャーナリストのハンター・ケリーによる独占番組もお届けします。

Apple Musicは長年ラジオ製品に大きな変化をもたらさなかったため、本日の発表は同社にとって大きな動きと言えるでしょう。個人的には、興味のある新しいラジオ番組が始まる前にプッシュ通知で知らせてくれるなど、Musicアプリにもっと良いツールがあれば良いのにと思っていますが、今回の動きはほんの始まりに過ぎないのかもしれません。ラジオのコンテンツ面が強化された今、今秋にアップデートされるMusicアプリでは、ラジオ体験のソフトウェア面も改善されるかもしれません。