
モバイル分野における熾烈な競争と、スマートフォンや軽量・低消費電力のモバイルデバイスの普及拡大を考えると、Intelは現在、AMDと競合するために必要なモバイルチップを提供していません。デスクトップがノートパソコン、そして将来的にはChromebookやタブレットに取って代わられる中で、Intelはモバイル分野に参入するための新たな戦略を採用したいと考えています。CEOのポール・オッテリーニは本日、次のように述べています。
「35ワットから15ワットへと移行しています…ますます超モバイル性が重視されるようになっています」とオッテリーニ氏は述べた。「すべてのデバイスは常にオンで、常に接続されている必要があります」と彼は付け加えた。現在、15ワットのプロセッサを搭載したデバイスといえば、MacBook Airのような超薄型ノートパソコンが一般的だ。
インテルは、低消費電力で常時接続のデバイスに適した一連の新しいAtomチップアーキテクチャで製品ラインを刷新することで、特に常時接続デバイスへの注力を目指しています。22ナノメートルのAtomチップ「Silvermont」と14ナノメートルのAtomチップ「Airmont」は現在開発中で、将来のAndroidおよびMeeGoデバイスに搭載される予定です。インテルはタブレット市場に合わせて現在の製品を「縮小」しており、オッテリーニ氏は次のように述べています。
「本日、インテルからスマートフォンに関する大きな発表はありません。来年前半に発売予定です。これは私たちにとって非常に注力している分野です。」
市場にインテル搭載スマートフォンが多数登場するまでには、まだしばらく時間がかかりそうだが、これはアップルにとって何か意味があるのだろうか? インテルは競合他社に比べると経験が浅く、まだ若いため、近い将来にインテル搭載の iPhone や iPad が登場するかどうかはわからないし、MacBook Air の後継モデルに登場するかどうかもわからない。インテルはラップトップやデスクトップに関しては長生きだと思うが、アップルは自社製品を自社技術中心にしようと意気込んでいる。アップルが MacBook Air に独自の SSD フォーマットを採用するほどなら、MacBook Air はアップルのラインナップの中で、アップルの A5 チップの将来モデルを搭載した最初の Mac になるだろう。もちろん、インテルが成功して、今後の低消費電力製品を迅速に改良しない限り、そこまで移行する理由はあまりないかもしれない。
オッテリーニ氏によれば、インテルは現在、タブレット分野で35種類のデザインを「計画中」だが、これにアップルが含まれるかどうかはまだ分からない。
[CNET経由]
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