昨日、個人向けソーシャルネットワーク/スマートジャーナルのPathが、iPhoneアプリがユーザーの同意や通知なしに、デバイスのアドレス帳全体(連絡先の名前、メールアドレス、電話番号、住所)を同社のサーバーにアップロードしていたことが発覚し、激しい論争を巻き起こしました。Appleは位置情報アプリのようにアドレス帳へのアクセスダイアログをネイティブで提供していないため、これは多くのiOSアプリで一般的な手法だと主張する人もいましたが、Pathがこのような行為を行ったという事実は紛れもなく間違っており、PathのCEOが迅速にコメントに反応したにもかかわらず、同社は是正措置を講じ、謝罪し、ユーザーデータをすべて削除するよう求められました。
そして、昨今の多くのウェブ企業とは異なり、Pathはまさにそれを行いました。本日公開されたブログ記事で、Pathは、自社の行為はサービスの連絡先マッチング機能の機能性を損なうものではあったものの、それでも誤りであったと説明しています。Pathはこの誤りについて謝罪し、全ユーザーがこの機能をオプトインで利用できるようにしたアプリの新バージョンをリリースしました。また、多くの要望に応えて、サーバーからすべてのデータを削除しました。
個人情報の共有に関しては、お客様が主体的にコントロールできるべきだと考えています。また、行動は言葉よりも雄弁であると考えています。そこで、お客様のプライバシー保護への取り組みを明確に示すため、ユーザーがアップロードした連絡先情報をすべてサーバーから削除しました。お客様からの信頼は私たちにとって重要であり、Path上の情報を完全にコントロールできると感じていただけるよう願っています。
Pathを気に入る人も、役に立たないと思う人もいるでしょう(私自身、かなり使っていて楽しんでいます)。しかし、企業がユーザーに対してこれほど誠実で透明性のある対応をすることは、そうそうあることではありません。企業がサービスの特定の側面をユーザー(時には有料ユーザーでさえ)に隠すのが当たり前の世の中において、Pathがコミュニケーションの明快さとシンプルさの好例となっているのは、実に新鮮です。
Pathの行為は誤りであり、彼らは不適切なPRという過ちの代償を払ってきた(そしてこれからも払い続けるだろう)。しかし一方で、Pathは、自らの過ちを認め、謝罪し、誤った判断を将来の貴重な教訓としようと努めることに何の問題もないことを示しました。
ブラボー、パス。
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