Day Aheadは、カレンダーの予定を視覚化する興味深いアプローチです。visionOS専用のアプリで、透明なチューブの中に色のついた液体が滴り落ち、その日の予定を表します。不思議な感じですが、Apple Vision Proのユニークな特性を探求する他のvisionOS開発者から、このアプリに何か特別なものが出てくるのではないかと思います。

Day Aheadは、1日の予定をコンパクトな3Dタイムラインにまとめます。1日の始まりと終わりのエンドポイントは、アプリの設定で1日ごとに調整できます。1日が始まると、チューブの外側のリングが進み、1日の進捗状況を示します。イベントはチューブ内の色付きの液体で表され、位置とサイズはスケジュール上の位置と各イベントの長さに対応しています。

イベントをタップすると、タイムラインの上に小さなウィンドウが開き、イベント名と開始時刻と終了時刻が表示されます。そのウィンドウをタップすると、カレンダーからイベントが開き、詳細情報が表示されます。

Day Aheadでは、1日の開始時間と終了時間を設定できるだけでなく、タイムラインを縦向きまたは横向きに表示したり、色をカスタマイズしたりできます。また、タイムラインの片方の端に現在の時刻が表示されます。

テスト中に、注目すべきバグに遭遇しました。詳細カレンダービューを閉じてから「Day Ahead」を閉じ、再度「Day Ahead」を起動しようとしても何も起こりませんでした。この順番でウィンドウを閉じると「Day Ahead」は表示されなくなりますが、実際にはアプリは終了しないため、強制終了して元に戻す必要があるようです。

それは小さなバグですが、全体として、Day Aheadのカレンダーに対する斬新なアプローチには感心しています。他のAppleプラットフォームのウィジェットとよく似た操作性で、情報過多にならずに、その日の予定を素早く一目で確認できます。予定が近づいていることがわかったら、軽くタップするだけでスケジュールを思い出すことができます。さらに、アプリのウィンドウは細長いチューブ型なので、その日のために設定したワークスペースに簡単に隠したり、重要な会議が近づいていて忘れたくない場合は、現在使用しているウィンドウの上に配置したりできます。Day Aheadはシンプルなアプリですが、開発者がハードウェアを手に入れ、visionOSの限界に挑戦するにつれて、このような実験的なアプリがもっと増えることを期待しています。

Day AheadはApp Storeで2.99ドルで入手可能です。