人気のウェブ自動化プラットフォームであるIFTTTは、昨年11月にパートナーユーザー向けに強力なアプレットツールを導入しました。しかし、パートナープランは一般ユーザー向けに設計されていなかったため、多くのユーザーにとって高額すぎるという問題がありました。しかし本日、IFTTTは新しいメーカープランの導入により、パートナー特典の一部がより幅広いユーザーに提供されることを発表しました。このプランは無料ですが、新しいアプレットツールを利用するには登録が必要です。

Maker層のユーザーに付与される最も重要な権限の一つは、2つ以上のアクションを持つアプレットを作成できることです。以前はアプレットには「If」アクションと「Then」アクションをそれぞれ1つしか設定できませんでしたが、Makerは複数の「Then」ステップを持つアプレットを作成できるようになりました。つまり、ある条件に基づいてトリガーされ、その最初のトリガーに応じて複数の異なるアクションを実行するアプレットを設定できます。このようなアプレット構築は、Zapierのようなサービスの機能に似ています。MakerはJavaScriptフィルターコードを使用してアプレットを変更することもできます。これにより、アプレットまたは特定のアプレットアクションを特定の時間帯にのみ実行するなど、さまざまな新しい可能性が開かれます。

Makerになるもう一つのメリットは、IFTTTのあらゆるサービス向けのアプレットを作成できることです。そのサービスのアカウントを持っているかどうかは関係ありません。以前は、アプレットでアクションを使用するには、そのサービスまたはデバイスに紐付けられたアカウントが必要でしたが、今後はそうではありません。これは、Makerのもう一つのメリットである公開プロフィールページと密接に関連しています。各Makerは、作成したアプレットをすべて共有するための公開プロフィールを持つことになります。

Maker ツールを使用してアプレットを作成する場合は、Web 上で行う必要があります。IFTTT iOS アプリは現在、Maker ツールへのアクセスを提供しておらず、将来的に変更されるかどうかは不明です。