Kickstarter プロジェクト - LetterMpress: iPad で使えるバーチャル活版印刷機

Kickstarter プロジェクト - LetterMpress: iPad で使えるバーチャル活版印刷機
Kickstarter プロジェクト - LetterMpress: iPad で使えるバーチャル活版印刷機

私のような活字オタクなら、セリフやカーニング、合字、ロゴタイプ、平均線、メトリクス、マルチプルマスターフォント、孤立線、アウトラインフォントなど、数え上げたらきりがないものが好きなはずです。私はこの分野の学校に通ったので、活字オタクの話をしても嫌わないでください。活版印刷を体験したことがあれば、それがどれほどクールか説明するまでもありません。私が新聞業界に入ったのは、活版印刷が廃止され、コンピューター、フィルム機、ダイレクト・ツー・プレート技術に置き換えられた後でしたが、その名残はまだ残っていて、大学のタイポグラフィの授業で体験することが必須でした。昔ながらの活版印刷のデザインプロセスは、次のとおりです。活版ベッドに活字と「カット」またはアートワークを配置し、活字をロックしてインクを塗り、印刷します。

休憩後のビデオとスクリーンショット。

KickstarterのJohn Bonadies氏によるLetterMpressを使えば、まさにこの方法をiPadでバーチャルに実現できます。このアプリを使えば、本物のヴィンテージ木製活字とアートカットを使い、複数の色を使ったデザインを無限に作成できます。さらに、デザインはLetterMpressから直接印刷したり、画像として保存して他のアプリケーションにインポートしたりすることも可能です。なぜこんなことをするのでしょうか?理由は1000個挙げられますが、このアプリは万人向けではありません。そして、このアプリに当てはまる人は、きっとこのアプリを強く望んでいるでしょう。

ジョン・ボナディーズはイリノイ州で自身のグラフィックデザイン会社を経営しています。1980年代半ばにキャリアをスタートし、活版印刷に再び触れた後、木版の収集を通して活版印刷に出会い、友人でありプログラマーでもあるジェフ・アダムスと共にこのKickstarterプロジェクトへの道を切り開きました。

では、なぜボナディーズ氏はiPadという新しい技術のために「時代遅れのプロセス」を再現しようと考えたのでしょうか?「活版印刷とiPadは、構図の中でオブジェクトを操作するという点では似ています。まるで木製の活字の塊を平面に置くように、iPad上で活字の画像をドラッグし、動かしてデザインを作ります。だからこそiPadは、活版印刷とタイポグラフィのクリエイティブな側面を体験できる理想的なプラットフォームになるのです。」このプロジェクトの費用は、「標準的な」iPadアプリを開発するよりもはるかに高額です。なぜなら、ボナディーズ氏は本物の木製活字とビンテージの「型」を収集しているからです。この時代遅れの技術は簡単に入手できるものではなく、安価で入手できるものでもありません。そのため、このプロジェクトの目標金額は1万5000ドルに設定されています。多額に思えるかもしれませんね?ちなみに、読者の皆さんにお伝えしておきますが、このプロジェクトはすでにその2倍近くの3万ドルを集めています。興味のある方は4月20日まで出資可能です。詳細はKickStarterのページをご覧ください。

このKickstarterプロジェクトの目標は、デザイナー、アーティスト、学生、そして活版印刷にこだわる人々に、本格的な活版印刷のデザインやアートワークを制作する能力を提供することです。iPadアプリの詳細は以下の通りです。5.99ドルで12種類の書体と50種類の「カット」が収録された基本バージョンが入手可能です。アップデートごとにさらに増えていくので、アプリ内課金でより多くの書体やアートワークを入手することも可能です。LetterMpressのもう一つの素晴らしい点は、Bonadies氏が活字やカットに物理的にアクセスできることです。そのため、最終的にはユーザーが作成したLetterMpressデザインから本物の活版印刷物を提供する予定です。iPadで作成したLetterMpressデザインを披露する専用のサイトが作られるかもしれません(ヒント、ヒント)。

ほとんどの Kickstarter プロジェクトと同様に、このプロジェクトに苦労して稼いだお金を寄付すると、限定版の活版印刷アートプリント、木製活字、LetterMpress アプリで独自の書体に名前を付ける機会などの特典が得られます。

このプロジェクトについては、まだまだ語り尽くせないのですが、この辺で止めておきます。ぜひ LetterMpress のページにアクセスして詳細を確認し、よろしければ寄付していただければと思います。皆さんも私と同じようにこのプロジェクトにワクワクしていただければ幸いです。

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