「すべてを記憶する」プラットフォームのEvernoteは本日、Macクライアントの次期バージョンであるEvernote 5を発表しました。EvernoteのWebサイトでは広範なプレビューが公開され、デスクトップアプリの完全な再設計の背後にある機能とデザイン上の選択の一部が明らかになりました。

Evernote 5は、主にノート、タグ、ノートブックの管理とアクセス方法の改善に重点を置きます。新しいサイドバーでは、アイテムをショートカットエリアにドラッグ＆ドロップできます。ショートカットは、Safariのブックマークのように、CMD+1/9のキーボードショートカットでアクセスできます。上級ユーザーは引き続きサイドバーで「リストを表示」できますが、Evernoteによると、全体的なデザイン変更は、サイドバーをより視覚的に、コンパクトに、そして使いやすくすることに重点が置かれているとのことです。実際、新しいサイドバーには、すぐにアクセスできるように、最新のノート5件もリスト表示されます。

Evernoteによると、バージョン5.0には100以上の新機能が搭載されているとのこと。iPadのような新しいカードビュー、共有機能の改善、ノートエディタの新しいデザイン、キーボードショートカットの追加、タグとノートブックの新しいビューなどが含まれます。

Evernote は、視覚的な地図上で場所別にノートを閲覧できるまったく新しい機能である Atlas を紹介します。

Atlas は、Evernote 内のノートを視覚的に探索できる全く新しい方法です。Evernote は、ノートを作成した場所を記憶し、より豊かで鮮明な思い出を残すのに役立ちます。Evernote Atlas はノートが作成された場所を読み取り、ノート同士の距離に基づいて場所カード上にインテリジェントに表示します。

Evernote 5は間違いなくメジャーアップグレードとなるでしょう。誰もがアプリをより使いやすくするために、パワーユーザー向けの機能を削るようなことはしないでほしいものです。さらに、EvernoteはAtlasがFoodやHelloで作成されたメモと連携すると発表していますが、Evernoteがバージョン5.0を自社のアプリエコシステム、つまり昨年買収したSkitchやPenultimateとどのように連携させる予定なのかは不明です。

Evernote 5.0のベータ版は来週公開予定です。Evernoteのウェブサイトで機能リストをご覧ください。また、以下の最初のティーザービデオもご覧ください。