GAgetは、ダッシュボードウィジェットとして誕生したmacOS向けのGoogle Analyticsアプリです。現在では、macOSの通知センターにある「今日」ウィジェットパネルに常駐しています。Google Analyticsを使ったことがある方なら、そのウェブインターフェースが複雑であることはご存知でしょう。Google Analyticsの多くのタブからデータを掘り下げることもできますが、重要な情報だけが欲しい場合は、GAgetの方が優れています。GAgetはGoogle Analyticsのデータを、すっきりとしたデザインのダッシュボードウィジェットとアラートに集約し、ウェブサイトの状況が一目でわかるようにしてくれます。

GAgetのセットアッププロセスはスムーズで、GoogleサービスをmacOSアプリに接続したことがある人なら誰でも馴染みのある手順でしょう。いつものようにダイアログボックスが表示され、ログイン認証情報の入力を求められます。その後、GAgetにGoogleアナリティクス情報へのアクセスを許可するかどうかの確認が行われます。接続後、複数のサイトをトラッキングしている場合は、どのサイトをトラッキングするかを選択します。最後に、通知センターでウィジェットを有効化します。

GAgetには、様々な統計情報を追跡できる概要ウィジェットが組み込まれています。ウィジェットの上部には、過去2週間のサイトへのトラフィックを示す折れ線グラフが表示されます。その下には、セッション、ユーザー、ページビュー、直帰率、新規セッション、訪問者の平均サイト滞在時間などのデータを表示するゲージを備えたデフォルトビューがあります。また、最も多くの参照元サイト、訪問者の出身国、訪問者がデスクトップ、スマートフォン、タブレットのどのブラウザを使用しているかなどを表示するビューに切り替えることもできます。

サイトのリアルタイムデータを表示する2つ目のウィジェットは、1.99ドルのアプリ内課金で追加できます。このウィジェットは、アクティブユーザー数とその所在地、デスクトップとモバイルでの利用状況、ウェブサイトのどのページが現在アクティブかといった内訳を表示します。広告コンバージョンを測定する3つ目のウィジェットも計画中です。

ウィジェットに加えて、GAgetアプリ内課金では、設定したしきい値を超えた際にシステム通知を送信するアラートを設定できます。アラートは10分ごとに実行され、サイトごとに作成して、セッション数、ユーザー数、ページビュー数、平均セッション継続時間、新規セッション数、直帰率を測定できます。それぞれのサイトについて、特定の絶対値（例えば1,000ページビュー以上）を超えた場合、または測定対象の統計情報が特定の量または割合で増加した場合にアラートをトリガーできます。

アラートを自動化し、通知センターにスワイプするだけで全体的な統計情報を素早く確認できる機能は、Google Analyticsのサイト内をあれこれ調べる時間を無駄にすることなく、ウェブサイトをモニタリングするのに最適な方法です。GAgetのデータ表示は優れており、簡単にアクセスできるため、統計情報の確認にかかる時間が短縮され、サイトのコンテンツ作成に多くの時間を費やすことができます。

GAget は Mac App Store から入手できます。