Dropboxは本日、Mac向けデスクトップクライアントのアップデートをリリースしました。新バージョンのアプリは、数か月前から同社のフォーラムでベータ版として公開されており、最終ビルドはこちらからダウンロードできます。

新しいMac版Dropboxでは、メニューバートレイのデザインが一新され、Dropboxアカウントの最新の変更履歴がタイムラインで表示されます。9月には、Dropboxはフォーラムで別のベータ版を公開し、新しいメニューバーデザインを導入しようと試みましたが、一部のDropboxユーザーの期待に応えられなかったため、この構想は頓挫しました。新しいiOS版Dropboxのミニマルなデザインに着想を得たMacアプリでは、iOS風のポップオーバーが採用され、上部にはFinderのDropboxフォルダとdropbox.comへの2つの大きなショートカット、下部には変更履歴と同期情報が表示されます。

新しいトレイの鍵となるのは、ファイルをクリックするだけでFinderで直接開き、アプリを離れたりコンテキストメニューを表示したりすることなく、インラインで共有できることです。ファイルの上にマウスを移動すると「共有」ボタンが表示されます。これをクリックすると、ブラウザで新しいタブが開き、すぐに他のユーザーに送信できるDropboxリンクが即座に生成されます。共有に加えて、アプリから直接共有フォルダの招待を承諾することもできます。私のテストでは、共有されたフォルダの通知はiOSとOS Xで同時に届き、Dropboxウェブサイトを経由することなく承諾できました。

ファイルタイプによってプレビューアイコンは異なります（画像のサムネイルには実際のプレビューが表示されます）。また、「最新」チェックマークアイコンは、Dropboxアカウントへのファイル同期中は回転する更新インジケーターとしても機能します（同期が完了すると点滅するので便利です）。同期中はポップオーバーにネットワーク速度は表示されませんが、ウィンドウ下部の「設定」アイコンをクリックすると、残り時間と速度を示すコンテキストメニューが開きます。

ちなみに、メニューバーの Dropbox アイコンを Control キーを押しながらクリックすると、古い Dropbox 1.0 メニューを表示できます。

数ヶ月にわたるiOSとWebのアップデートを経て、Dropboxが再びデスクトップクライアントに注力しているのは喜ばしいことです。新しいMacアプリは、特に新しいファイルを共有したり、OS X Finderで開いたりする速度の点で、以前のバージョンから大きく改善されていると思います。

Dropbox 2.0 はこちらから入手できます。