Mac App Storeのオープン数日前、iTunesで再生中の曲の歌詞を半透明の黒いHUDインターフェースに表示できるMac用アプリ「Lyrica」をプレビューしました。Mac App Storeのローンチ時、このアプリは0.99セントという価格で販売されていましたが、ミュージックカテゴリーで数少ない便利なアプリの一つとして、たちまち人気が急上昇しました。ランキングを駆け上がり、有料アプリランキングの上位に躍り出ました。グランドオープンから2週間が経った今でも、トップ30アプリの地位を堅持しています。

しかし、多くのユーザーがアプリのHUDスタイルを気に入らなかったことが判明しました。半透明の背景では歌詞が読みにくい場合もあり、それが問題でした。そこで開発者のFlorian Zand氏はアプリ全体を再設計し、その過程でいくつかの新機能を追加しました。Lyricaは白くすっきりとしたデザインになり、新聞を思わせるようなスタックスタイルになりました。フォントを複数選択できるのも気に入っています。個人的にはGeorgiaを使い続けています。

グラフィックの変更はさておき、このアプリはAZLyricsやMetroLyricsを含む7つの歌詞データベースを検索するようになりました。いくつかの設定が追加されました（Lyricaは、iTunesで再生中の曲に既に歌詞が登録されている場合でも、引き続き自動的にタグ付けできます）。また、開発者は壊れた歌詞を置き換えたり削除したりする新しい機能も実装しました。以前、怪しいMacアプリを使って音楽ライブラリにタグを付けようとしたのですが、全く機能しなかった（私のように）人にとっては便利な機能です。

LyricaはMac App Storeで0.99ドルで入手可能です。リリースのたびに進化しており、まだ完璧ではありませんが（デザインにこだわる方にとっては不満もあるでしょうが）、有名開発者が高価格で販売する他の多くのアプリよりも優れた機能を備えています。ぜひお試しください。