音楽とは、私生活でもMac OS Xでも、奇妙な関係にあります。個人的な事情はさておき、私のデジタルライフの問題はこうです。100GBもの音楽ライブラリがあるのですが、それを管理するのにちょうどいいアプリが見つかりません。iTunesはなぜか遅くて反応しない時があります（理由は皆さんご存知でしょうが）。VLCは貧弱で時代遅れですし、デスクトップコントローラーも全く好きではありません。そんな中で、デスクトップコントローラーと音楽プレーヤーの両方の機能を持つEcouteという、ちょうど良い妥協点を見つけました。これは実に素晴らしいアプリです。

一方で、私の音楽の聴き方を大きく変えたウェブアプリについて話すこともできますが、それは今週の後半に譲りましょう。そこで今日は、ここ数日使っている「 Tracks 」というMacアプリについてお話します。

Tracksは「音楽ライブラリをメニューバーに表示」します。ライブラリにあるすべての曲を閲覧し、再生ボタンを押すだけで再生できます。インターフェースは美しく、Spotlightによく似た半透明のドロップダウンメニューで、アルバムをリッチで魅力的なサムネイルとともに表示します。トラックの呼び出し、再生・一時停止、音量の調整、星（評価）の付与などにキーボードショートカットを割り当てることができます。メニューバーのアイコンも、デフォルトのもの以外にも、豊富な選択肢から選んで変更可能です。非常にカスタマイズ性に優れています。

検索機能も非常に優れています。高速で、数秒で曲を検索できます（ちなみに、私は100GBのライブラリを持っており、Screenflowで300MBのHDビデオをエクスポートしながらTracksをテストしました。遅延は一切ありませんでした。このエンジンは非常に強力なようです）。また、曲を検索する際に、iTunes Storeの検索結果もプレビューなどと一緒に表示できます。

Tracksの本当の問題は、デスクトップではなくメニューバーで動作する、iTunesのコントローラーに過ぎないということです。確かにTracksで再生ボタンを押すことはできますが、アプリはiTunesにその曲を再生するように指示するだけです。もしそれが問題にならないなら、ぜひ試用版をこちらからダウンロードしてください。個人的には、このアプリを使い続けるかどうかは分かりませんが、間違いなく長く使ってみたいと思っています。

もし開発者が iTunes を終了させる可能性を追加したら、これは素晴らしいものになるでしょう。