調査会社NPDの最新データによると、AppleのiPhone 4と発売から2年が経ったiPhone 3GSは、2011年第3四半期も引き続き米国のスマートフォン販売をリードしました。NPDのMobile Phone TrackおよびSmartphone Trackサービスに基づくこのデータによると、スマートフォンの価格は下落傾向にあり、第3四半期の平均販売価格は135ドルに達しましたが、「消費者は当初、より高額な購入を検討していた」とのことです。NPDによると、第3四半期のスマートフォン販売上位5機種は以下のとおりです。

• 1 - アップル iPhone 4
• 2 - アップル iPhone 3GS
• 3 - HTC EVO 4G
• 4 - モトローラ ドロイド 3
• 5 - サムスン インテンシティ II

iPhone 4と3GSは、発売から年数が経ち、人気が鈍化し、スマートフォン市場におけるGoogleのAndroid OSのシェアが拡大しているにもかかわらず、依然として米国での販売をリードしています。10月、AppleはiPhone 4Sを発表しました。iPhone 4Sは10月14日に7カ国で発売され、発売後最初の週末で400万台以上を販売したと報告されています。米国のキャリアであるAT&TとSprintは、iPhone 4Sの事前予約の初期結果に非常に満足していると述べましたが、これはNPDの第3四半期データには含まれていません。Appleは米国におけるiPhone 4Sの販売台数について具体的な数字を明らかにしていません。しかし、iPhone 4Sと同時に、Appleは新しい8GBのiPhone 4モデルも発表しました。これは2年契約で99ドルで販売され、キャリア契約があればiPhone 3GSは無料で提供されます。Appleの2011年第4四半期決算発表で、CEOのティム・クックは無料のiPhone 3GSについて次のように述べています。

iPhoneをより幅広い市場に普及させたいと考え、3GSをポストペイドプランで無料にしただけでなく、iPhone 4も値下げしました。どちらも、iPhone 4は依然として素晴らしい製品であり、ポストペイド市場でも十分に売れると判断したためです。また、プリペイド市場での価格を低く抑えられるというメリットもあります。プリペイド市場とポストペイド市場の両方で値下げを行いました。どちらも私たちにとって非常に重要です。この考えは以前からありました。

iPhone 4とiPhone 3GSは最新バージョンのiOSを搭載していますが、AppleはiOS 5の主要なソフトウェア機能である音声アシスタントSiriをiPhone 4S専用としました。価格が下がったことで、iPhone 4と3GSは、iPhoneを購入したいけれど必ずしも（より高価な）新型モデルを買わないという顧客にとって、引き続き重要な収益源となる可能性が高いでしょう。