iOS 5は明日正式にリリースされます。App Storeの審査チームはここ数日、開発者向けの新機能を活用したアプリのアップデートを迅速に承認することに躍起になっています。その最初の例として、iOS版OmniFocusが挙げられます。Appleがネイティブリマインダーアプリで普及させる位置情報リマインダー機能が追加されました。本日、iPhone向けの人気サードパーティ製アプリTweetbotもアップデートされ、バグ修正とiOS 5限定の新機能であるTwitter連携が追加されました。

iOS 5におけるTwitter統合の詳細な概要は明日発表される予定ですが、Appleはすでに、開発者がシングルサインオンと呼ばれる機能を使ってアプリがオペレーティングシステム（OS）から直接Twitterの認証情報を取得できるようになると発表しています。オペレーティングシステムは設定内に新しいTwitterパネルを備えています。シングルサインオンのおかげで、iOS 5のTwitter設定で既にTwitterアカウント（または複数のアカウント）が設定されている場合、Tweetbotのようなサードパーティ製アプリは、これまで面倒なWebビューを使ってユーザーを再認証する必要がなくなります。iOSの設定アプリからアカウント関連情報を簡単に取得できるのです。

明日iOS 5をインストールする際は、iPhoneの設定にTwitterアカウントを追加してみてください。これにより、明日の概要で紹介する他の機能も利用できるようになります。その後、すでにリリースされている新しいTweetbot 1.7をインストールすると、Twitterの認証情報を再度入力する必要がなくなります。Tweetbotが、デバイスに既に登録されているアカウントを追加してもよいか確認します。この手順は数秒で完了し、Tweetbotの設定にある「iOSアカウントをインポート」オプションで操作できます。iOS 5の優れた点は、サードパーティ製アプリがTwitterと深く統合されているため、Tweetbotで追加した新しいアカウントもシステムのTwitter設定に引き継がれることです。

このようなOSとのTwitter統合により、ユーザーはTwitterのパスワードを改めて探したり、Twitter対応アプリごとにアカウントを再認証したりする必要がなくなり、初回起動時のエクスペリエンスが向上します。Tweetbotは、この機能を活用した最初の人気サードパーティ製クライアントであり、App Storeで2.99ドルで入手できます。