Nanoleaf A19電球とHomePod miniを組み合わせて、Threadがホームオートメーションにどのような影響を与えるかを垣間見て以来、この技術の未来に期待を膨らませてきました。デバイスメーカーによる採用はまだ初期段階ですが、Eve Systemsは本日、Thread対応のHomeKit製品ラインナップを大幅に拡充すると発表しました。これにより、Thread技術は大きく前進するでしょう。

Eveは既に、窓・ドアセンサーとEU対応スマートプラグにThreadを搭載しています。しかし本日、同社はEve Energyスマートプラグの米国および英国対応版を近日中にリリースし、さらに「Eve Weather」という気象センサーもリリースすると発表しました。また、既存の99.95ドルの屋外スプリンクラーコントローラー「Eve Aqua」にもファームウェアアップデートでThreadを搭載する予定です。

HomePod miniのレビューで詳しく取り上げたThreadは、通信範囲の拡張、バッテリー駆動時間の延長、そしてセキュリティといった利点を持つ無線通信プロトコルです。Threadを実装したデバイスは、HomePod miniのようなデバイスがデバイス間やインターネット間の通信を調整する境界ルーターとして機能するため、別途ハブを必要としません。

The Vergeによると、Eve Energyの新しいスマートプラグは、米国では4月6日、英国では5月4日に発売され、米国での価格は39.95ドルです。AppleのHomeKitテクノロジーに対応するだけでなく、Eve Energyは常時電源を備えているため、HomePod miniのような境界ルーターとして機能し、Threadデバイスの通信範囲を家中に広げることができます。

IPX3の防水性能を備えたEve Weatherは、屋外の温度、湿度、気圧を追跡します。価格は69.95ドルで、3月26日より米国とカナダで発売されます。

Thread対応製品が市場にもっと登場するのを嬉しく思います。Threadの将来性は、利用可能なデバイスが限られているため検証が困難でしたが、本日Eve Systemsが発表した製品やNanoleafの既存の照明製品によって、その期待が期待通りのものであるかどうか、近いうちにより明確になることを期待しています。