Apple の出版社向け新購読ポリシーの導入 (実際の影響は 6 月に明らかになる) と、iPad 向け新聞・雑誌アプリが直面する問題をめぐっては、かなりの議論が巻き起こっている。これらのアプリでは、ほとんどの場合、ユーザーが既にオンラインで無料で見つけることができたもの、または以前にリリースされた印刷版で見つけることができたものしか提供されていない。おかしなことに、デジタル版は印刷版よりも高価だったり、購入およびダウンロードのシステムが不便だったり、雑誌よりもコンテンツが少ないことがある。一方、新聞はウェブサイトよりもニュースの数が少なく、提供ペースも遅い。このため出版社は苦戦しており、Apple は、雑誌や新聞をタブレットでより広く採用するための第一歩として、使いやすい購読システムでこの状況を打開したいと考えている。しかしその間、ウォール・ストリート・ジャーナルが興味深い数字を報じている。

同紙は、iPad、Nook、Kindle、Androidデバイスなどのタブレットから過去1年間で20万人の新規購読者を獲得したと発表しました。私はWSJの関係者ではありませんが、これらの購読者のほとんどは、App Storeで無料で入手可能で、有料購読者にはログインが必要な人気のWSJ iPadアプリから来ているのではないかと思います。

20万という数字は、iPad、Androidタブレット、Kindle、Nookを含む、あらゆるタブレット型デバイスにおけるNews Corpの有料購読者数を合計したものです。一方、印刷版の発行部数は現在約160万部です。

同社はスマートフォンの数値を明らかにしていない。iPadとKindleは多くの人にとって理想的な読書端末であるため、iPhoneやAndroid端末のパフォーマンスが低くても全く驚くには当たらないだろう。[Electronista経由]