ウェブサイトから不要なグラフィックや要素を取り除き、シンプルで読みやすいページをユーザーに提供するJavaScriptライブラリ「Readability」が本日、今後の展望を明らかにしました。この野心的な計画には、モバイルデバイスでの利用、Readability強化ページの保存、ソーシャル機能、ライターを支援するサブスクリプションサービス、そしてMarco Arment氏のInstapaperとの提携といった、根本的な新機能が含まれています。

新しいReadabilityの最大の特徴の一つは、購読サービスです。これは、読者の皆様にコンテンツを提供する作家や出版社への還元を目的とした新しいモデルです。購読料は5ドルから始まり、ご希望の金額まで設定可能です。購読料の70%が作家や出版社に還元されます。つまり、お支払いいただく金額が多ければ多いほど、コンテンツ制作者への還元額も増えるということです。購読を必要としない基本的なReadabilityも引き続きご利用いただけます。

詳細については、次のページをご覧ください。

InstapaperとMarco Armentとの提携も特に注目に値します。まず、MarcoはReadabilityを展開するArc90のアドバイザーに就任します。次に、Instapaperはユーザーの読書活動のログをReadabilityに送信できるようになるため、Instapaper経由で送信されるリンクもReadabilityのサブスクリプションに課金されます。最後に、MarcoのInstapaperアプリをベースにしたReadabilityのiOSアプリが登場します。

Readability iOSアプリには、既読マークを付けた記事のリストが表示されます。Instapaperをベースにしているため、非常に似た機能になります。アプリはすでにAppleに承認申請済みで、今後1週間ほどでリリースされる予定です。

Readability には、読書リストを友人やフォロワーと共有する機能、Facebook、Twitter、メールで個々の Readability 強化リンクを共有する機能、そして前述の通り、後で読むために記事を保存する機能など、さらなる機能が追加されました。出版社、ライター、ブロガーは、リリース済みのツールスイートを使用して、様々な Readability 機能をウェブサイトに直接実装することもできます。

Readabilityは大成功を収めたサービスで、AppleのSafariブラウザ、Amazon Kindle、そして最近ではReederアプリケーションスイートの機能として採用されるなど、大きな注目を集めています。新しいReadabilityについてどう思われますか？サブスクリプションに登録されますか？

[Readability Blogより]