本日、ReaddleはMac版とiOS版のPDF Expertをアップデートし、iPad ProでのApple PencilサポートとMacとiOS間のファイル転送という2つの新機能を追加しました。私の初期テストでは、Apple Pencilはほとんどの状況で問題なく動作しました。ファイル転送は一部の人にとって便利かもしれませんが、PDFをクラウドストレージサービスに保存するのと比べると少し面倒です。

PDF Expert for iOSは、iPad ProでPDFにマークアップするためのApple Pencilサポートを追加しました。Apple Pencilサポートにより、ドキュメントを簡単にハイライトしたり、余白にメモを取ったりできます。どちらの機能も使いやすく、PDFにマークアップをする方にとって非常に便利です。

Apple PencilでPDFをハイライト表示しようとしたところ、ちょっとした問題に遭遇しました。テストでは、ReaddleのPDF Expertユーザーガイドをハイライト表示してみました。下のスクリーンショットのように、テキストに囲まれたアイコンの画像に当たるまでは、操作感は良好でした。次の行のテキストまでドラッグしない限り、ハイライト表示は画像をスキップしませんでした。これはほとんどの人が頻繁に遭遇することはない小さな問題ですが、ドキュメントをハイライト表示している最中に邪魔されてイライラさせられました。

2つ目の機能はReaddle Transferと呼ばれ、MacとiOSデバイス間で作業中のPDFファイルを転送できます。Readdle Transferを使用するには、iOSデバイスとMacの両方でPDF Expertを開いて、同じWi-Fiネットワークに接続する必要があります。転送の準備ができたら、プロセスは簡単です。Macでは、PDF Expertのツールバーの右上隅にiPhoneボタンが表示されます。ボタンをクリックすると、iOSデバイスで開いているPDFファイルのドロップダウンリストが表示され、Macに取り込むことができます。iOSデバイスでは、MacでPDF Expertを開いている場合、サイドバーのPDFソースリストに「Mac」の項目が表示されます。「Mac」をタップすると、Macで開いているPDFファイルのリストが表示され、iOSデバイスに取り込むことができます。

私のテストでは、PDF の転送は高速で、うまく機能しました。ただし、これはリアルタイムの同期システムではないことに注意してください。Mac から iOS デバイスに PDF を転送する場合、iOS で PDF を編集すると、Mac で PDF に変更が加えられたことを知らせるアラートが表示され、変更内容を確認するには Mac で PDF を再読み込みするように求められます。iOS デバイスで PDF を閉じると、iOS デバイスにコピーを保存するか、Mac に保存し直すか、編集内容を破棄するかを選択できます。Mac で PDF Expert が開いていない場合は、Mac に保存し直そうとすると、Mac で PDF Expert を開く必要があることを知らせるエラーが表示されます。iOS デバイスから Mac に PDF を転送した場合も、逆の手順で同じように動作します。

PDF Expert for iOS が Apple Pencil に対応したのは嬉しい追加機能です。画像にハイライトを付ける際に時折カクツキがありましたが、描画もハイライトもスムーズで美しく、PDF 文書に頻繁にマークアップする人にとっては嬉しい機能です。Readdle Transfer は宣伝通りの機能ですが、文書の転送と変更内容の保存に Mac と iOS デバイスの両方でアプリを開いている必要があるのは面倒で、iCloud Drive などのクラウドベースのサービスに保存できる場合、あまりメリットがありません。もちろん、雇用主の制限でそれができない場合は別ですが。

PDF Expert for iOS は App Store で 9.99 ドルで、PDF Expert for Mac は Mac App Store で 59.99 ドルで入手できます。