本日リリースされたSkype 5.8 for Macでは、Appleの次期OS「Mountain Lion」への対応、インターフェースの簡素化、モバイルデバイスからのビデオ通話サポートの改善など、一連の変更が加えられています。3月にリリースされたSkype 5.6ではLionの全画面モードへの対応が追加されましたが、バージョン5.8ではAppleの次期OS Xメジャーバージョンアップに対応しているため、「互換性を心配する必要」はなくなります。残念ながら、最初のテストの後、Skype 5.8はFacebookフィードの閲覧中にクラッシュしました。アプリは最新のMountain Lion開発者プレビュー版では動作しますが、予期せぬ終了を回避するために、Skypeはソフトウェアの微調整をさらに進める必要があるようです。

Macユーザーにとっておそらくもっと重要なのは、最新バージョンのSkypeでは、多くの批判を浴びたバージョン5.0への移行後に姿を消した、以前のSkypeの簡素化されたフローティングコンタクトリストが復活していることです。皮肉なことに、簡素化されたコンタクトリストは、Skypeがユーザーベースにデザインアイデアのコンテストを呼びかけたときに最も多く寄せられたアイデアではありませんでした。しかし、Skypeは明らかにフィードバックに耳を傾け、コンタクトモニター（ウィンドウメニューからCMD+3のショートカットで利用可能）を復活させ、連絡先やグループへのよりスムーズなアクセスを提供することを決定しました。

連絡先モニターは、ツールバーにグループと連絡先を一覧表示する、サイズ変更可能なフローティングウィンドウです。連絡先の下にステータスインジケーターが表示されます。「すべて」「Skype」「Facebook」「アドレス帳」の連絡先をフィルターで絞り込み、ダブルクリックまたは右クリックで新しいチャットを開始できます。連絡先モニターは、SkypeやFacebookの友達向けのSkype統合型連絡先インターフェースよりも直感的で操作しやすいです。これは嬉しい追加機能です。

バージョン5.8では、モバイルデバイスからのビデオ通話のサポートも強化されました。5.8では、縦向きまたは横向きのビデオ通話が、デスクトップコンピューターに表示される際に自動的に適切な向きに調整されます。最後に、Skypeによると、チャットを別のウィンドウで開く機能は「近日中に」提供開始予定です。

Skype 5.8は、こちらから無料でダウンロードできます。同社の公式ブログ記事はこちらでご覧いただけます。