ベッキー・ハンスマイヤーは、Snapchatの動画を組み合わせるためにSnapthreadの開発を始めました。最終的に彼女が作り上げたのは、Live Photosと動画を組み合わせ、それぞれの要素を合わせた以上の価値を持つショートムービーを作成するエレガントな方法です。友人や家族と共有するのに最適です。

Snapthreadの誕生秘話で私が特に気に入っているのは、アプリが構想からリリースまでの間に大きく変化したにもかかわらず、完成したアプリがハンスマイヤー氏の当初のビジョンに非常に忠実に残っていることです。それは、その根底にある素晴らしいアイデア、つまり人生のつかの間の瞬間をより良い形で共有する方法を創造するというアイデアがあるからです。

バージョン1.5で、SnapthreadはミニiPhoneビデオスタジオへと進化しました。複数のLive Photosや標準動画から、できるだけ素早く簡単に動画を組み立てられることに重点を置いています。このアプローチは実に巧妙です。動画編集では、フィルターやエフェクト、トランジションにこだわりがちです。こうしたアプリには確かに用途があり、Snapthreadではタイトルカードやオーバーレイ音楽などを追加できます。しかし、私がこのアプリの一番気に入っている点は、基本機能に重点が置かれているため、作品作りに没頭せずに済むことです。このデザインのおかげで、動画クリップを作成して共有する意欲が格段に高まります。

SnapthreadのUIの大部分は、動画の編集とプレビューを行う単一のビューにまとめられています。画面下部の大きなプラスボタンをタップすると、Live Photoと動画の選択ツールが開きます。動画やLive Photosをたくさん撮影する場合は、ツールバーのボタンを使って特定のアルバムにアクセスしたり、Live Photosを除外したり、動画の長さをフィルターしたりすることで、選択肢を絞り込むことができます。このビューでは、3D Touchを使って動画を選択する前に、各動画をプレビューすることもできます。

ピッカー画面の右上隅にあるチェックマークボタンをタップすると、SnapthreadのメインUIに戻ります。下書きのプレビューの下には、再生ボタン、スクラバー、そしてインポートした動画のサムネイルが表示されます。

Snapthreadの下部に並ぶサムネイルは、ドラッグすることで並べ替えることができます。クリップをドラッグすると、対応するiPhoneの触覚エンジンが心地よいタップ音とともにクリップを持ち上げ、上部のプレビューウィンドウでビデオを瞬時にリミックスします。これはSnapthreadの私のお気に入りの機能の一つです。クリップを選ぶ際に順番を視覚的に確認する必要がないからです。最適なクリップを選び、それらがどのように組み合わさるかを確認しながら順番を調整できます。

iPhoneは、Live Photoの動画をスマートフォンを下げた際にかなり正確にカットしてくれますが、完璧ではありません。クリップの冒頭や末尾に、手ぶれした不要な動画が含まれていることがよくあります。Snapthreadでは、個々のクリップをトリミングすることでこの問題に対処できます。クリップをタップすると、削除、音声ミュート、トリミングのボタンが表示されます。トリミング機能を使うと、クリップのモーダルビューが開き、両端のハンドルをドラッグして必要な部分だけを選択できます。

メインビュー上部のツールバーには、追加機能があります。プロジェクトからすべてのビデオを削除して最初からやり直す「元に戻す」ボタン、クリップの冒頭にシンプルなタイトルカードを追加するための「テキスト」ボタン、ライブラリまたはストックミュージックから音楽を追加するための「音楽」ボタンがあります。タイトルカードのテキストと背景の色、そして表示時間は調整可能ですが、フォントは1種類、背景は単色に制限されています。そのため、カスタマイズの幅は狭まりますが、プロジェクトを延々といじくり回す手間を省くことができます。

コレクションから追加できる音楽は、iPhoneにローカルに保存されている音楽に限られる点にご注意ください。私のようにほとんどの音楽をストリーミングで聴く場合は、ミュージックアプリに切り替えて使いたい曲をダウンロードしておくと、必要な時にすぐに使えます。

プロジェクトのアスペクト比も調整できます。ツールバーのすぐ下にあるボタンをタップしてください。Snapthreadは、Instagramなどのサービスに便利な正方形の動画、3:4と9:16の縦向き動画、そして同じ比率の横向き動画をサポートしています。正方形動画を選択した場合、画面下部のタイムラインで個々のクリップをタップすることで、トリミングを調整できます。アスペクト比の切り替えは非破壊的なので、最終的なアスペクト比を決定する前に、それぞれの見た目をテストすることができます。

最後のステップは共有です。Shapthreadでは、共有ボタンをタップすると自動的にフォトライブラリに保存されるように設定できますが、メッセージアプリなど特定のアプリへの共有に失敗するバグに遭遇したため、この方法はお勧めしません。今後のアップデートで修正される予定ですが、今のところは、クリップのコピーを自分用にしたい場合は、まず共有シートから「ビデオを保存」を選択し、その後、もう一度共有ボタンをタップして他のアプリで共有することをお勧めします。

Snapthreadを使い始めた当初は、Live Photosやショートビデオがこれほどまでに充実するとは予想していませんでした。イベントで撮影したLive Photosを複数送った場合、相手はタップしてそれぞれを個別のクリップとして見ることができますが、それらのクリップをショートムービーにまとめると、はるかに魅力的になります。受け取った側は1つの動画をタップするだけで作品を楽しむことができるので、ハードルが下がります。また、Live Photosを個別に共有した場合に失われてしまう、文脈や連続性も得られます。何より、Snapthreadでムービーを作るのは簡単なので、思い出を他の人と共有しやすくなります。

Snapthread は App Store で 1.99 ドルで入手できます。