iOSプラットフォームへの継続的な新リリースとアップデートの提供という継続的な取り組みの一環として、Microsoftは本日、iPhone向け新アプリ「Photosynth」をリリースしました。このアプリは、デバイスのカメラで360度のパノラマ写真を作成できるようになっています。コンセプトと全体的な操作性は、OccipitalのiPhone向け「360 Panorama」と非常によく似ています。iPhoneを持ち、回転させて周囲の景色を撮影します。すると、アプリがパノラマ写真を「つなぎ合わせ」、ズーム可能な画像を作成します。この画像を指でパンして、全体像を確認することができます。Occipitalのソフトウェアとは異なり、Microsoftのアプリは写真ごとに効果音を発し（実際には、Photosynthは一連の写真を撮影し、それらを処理してコラージュを作成するだけです）、画面上のガイドもよりシンプルになっています。私は数時間このアプリを使用しましたが、ジャイロスコープがないことを除けば、直射日光下でも暗い場所でも、Occipitalのアプリの方が優れたパノラマ写真を作成できるように感じます。 Photosynth では写真がかなり重なり合っており、基礎となる処理アルゴリズムもあまりスマートではないように思います。

しかし、Microsoftの新しいMetroスタイルがお好きなら、PhotosynthアプリのWindows Phone 7風のメニューとボタンはきっと気に入るでしょう。アニメーションはなかなか良いのですが、「iOSネイティブ」というわけではありません。Photosynthには共有機能もいくつか備わっており、パノラマ写真をPhotosynth.netサービス（Windows Live IDログインが必要）、Facebook、さらにはBingマップに送信できます。MicrosoftはBingマップでの共有を推奨しており、「何百万人もの人々が、地図上や撮影した場所の検索結果でパノラマ写真を見ることができる」としています。

Photosynthは興味深い実験で、今後のアップデートに期待しています。アプリはこちらから入手できます。