iOS 5以降、UDIDはアプリごとに異なる

iOS 5以降、UDIDはアプリごとに異なる
iOS 5以降、UDIDはアプリごとに異なる

TechCrunch が iOS 5 の開発者向けドキュメントで指摘した微妙な変更点には、必ずしも iOS 5.0 からとは限らないが将来的に Apple がデバイス自体ではなくアプリにデバイス固有識別子 (UDID) を割り当て始める方法が詳述されている。TechCrunch の報告によると、ドキュメントによると「uniqueIdentifier」は iOS 5 で非推奨となり、開発者は各アプリに割り当てられた識別子を使用するように勧められている。UDID の概念になじみのない読者のために説明すると、UDID は各デバイス (iPhone や iPad など) に固有の英数字の文字列で、広告主が個人情報 (デバイスの UDID とそれに関連するデータのみ) を知らなくてもユーザーに広告をターゲティングするために、または開発者が特定のユーザープールでベータ版をテストしてベータ版が他のデバイスにインストールされないようにするために (UDID が必須) 広く使用されている。

しかし、ここ数ヶ月、UDIDの使用はプライバシーとセキュリティに関する多くの懸念を引き起こしています。これは、一部の広告主や開発者がUDIDに関連する情報(メールアドレスや名前リストなど)を許可された範囲を超えて収集していたためであり、UDIDが本当に必要だったのかどうかという議論につながっています。TechCrunchの報道によると、AppleがiOS 5の最初のバージョンから現在知られているUDIDを削除するかどうかは不明です。

「AppleはUDIDの使用をやめないだろうと断言する」と、あるモバイル業界のCEOは予測している。もしAppleが自社ではUDIDを使い続ける一方で、開発者には使用を拒否するのであれば、「極めて不公平な変更」となるだろう。そうなれば、Game CenterとiAdsは競合するサードパーティサービスに対して、さらに優位に立つことになるだろう。

さらに、Appleが技術を「非推奨」にすると発表したとしても、それが数週間や数ヶ月でなくなるわけではありません。通常、「非推奨」となるAPIや、例えばOS Xにおける特定の技術は、開発者への警告であり、今後変更が行われることを知らせる手段です。Appleが現在、アプリ固有の識別子に関してまさにこれを行っているようです。iOSとMacの開発者の何人かは、開発者自身とユーザーにとって可能な限りシームレスなデバイスベースのUDIDからアプリ固有のUDIDへの移行をAppleがどのように実現できるかについて、Twitterで既に疑問を呈しています。

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