Apple TVが昨年iOSバックエンドを搭載して改訂されて以来、Appleが最終的にアプリやゲームの実行を許可するのではないかという憶測が飛び交っていました。Engadgetは本日、iOS 4.3 beta 3の一部のコードがその憶測を裏付けると報じました。具体的には、発見されたコードは「ATVGames」と「ATVThunder」を参照しており、これらはリーダーボード、コントローラー、ゲームの予約機能、そしてストアフロントにも関連しています。

特に注目すべきは、「com.apple.appletv.play.live.thunder」と「.play.archive.thunder」という2つの文字列です。これらの文字列が何を意味するのかは完全には解明されていませんが、Engadgetが指摘しているように、AppleTVのストレージ容量は8GBに制限されており、これは確かに非常に少ないため、「archive」や「live」はストリーミングゲームやマルチプレイヤーゲームを意味している可能性があります。Engadgetの情報源はさらに、「OpenGLは成熟しており、十分に実装されているため、低帯域幅データのストリーミングやローカルコンピューティングは可能だ」とコメントしています。

これらの発見は、Xbox Liveに似たサービスがAppleで開発中である可能性を示唆しています。Game Centerは現時点では期待に応えられていませんが、オンラインマルチプレイヤー機能はiOSデバイスのゲーム体験を飛躍的に向上させ、ソニーがAndroid版PSPの提供を拡大する中で、非常に競争力のあるサービスへと押し上げる可能性があります。噂や発見だけでは未だに答えが出ていない疑問の一つは、Apple TVでゲームを操作する方法であり、一般的にはiPhone/iPod Touch、あるいはiPad経由という説が有力ですが、現段階ではどんな可能性も秘めていると言えるでしょう。

[Engadget経由]