旅行前には、近くのスポットを探して下調べをするのが好きです。決まったスケジュールは好きではありませんが、到着した時にやりたいアクティビティ、観光スポット、レストランのリストをいくつか頭の中に思い浮かべておくのが好きです。iOSの新しいユニバーサルアプリ「Modern Atlas」は、まさにそんな時にぴったりです。旅行を計画している時、新しい街を散策している時、あるいはただのんびり旅行している時など、Modern Atlasは豊富な情報と素晴らしい写真を美しくデザインされたアプリで提供します。

Modern Atlasは地図から始まりますが、場所を探索する方法は複数あります。WikivoyageとWikitravelが提供する21,000件の詳細な旅行ガイドや、ランドマーク、史跡、その他の興味深いスポットを網羅した150万件以上のWikipedia記事などです。旅行ガイドは、地図表示の上部にあるボタンからアクセスできます。エリアをパンすると、ガイドボタンのテキストが利用可能なガイドに合わせて変化します。ガイド上部の画像をタップするか、ガイドを下に引っ張ると、ガイドでカバーされているエリアの写真が表示されます。

興味のある場所（POI）は色分けされているので、ブックマークした場所、宿泊施設、観光スポット、アクティビティ、買い物、飲食などを簡単に識別できます。画面右上のアイコンをタップしてカテゴリーを選択すると、地図に表示される内容を絞り込むことができます。ただし、絞り込みに関して一つ気になるのは、「すべて」オプションや複数のカテゴリーを選択する機能がないことです。そのため、1つのカテゴリーで絞り込んだ後、すべてのカテゴリーを表示するには、地図を再読み込みするしかありません。

Apple MapsやGoogle Mapsと同様に、Modern Atlasにはストリートマップ、3Dビュー、そしてGPSを使って現在地に地図をスナップする機能も搭載されています。特に優れた機能の一つは、以前に表示した地図がローカルに保存されるため、インターネット接続が不安定な場所や通信料金の高いモバイルデータ通信を利用している場合でも、オフラインで表示できることです。

Modern Atlasの検索機能も同様によく考えられています。検索アイコンをタップして上にスライドする検索フィールドを使って目的地を検索できますが、いくつかの事前定義されたオプションを使って閲覧することもできます。1つ目は「アイデア」セクションで、保存した地図を表示していない場合に表示されます。ここでは、探索したい国や都市を提案します。保存した地図を表示している場合は、「アイデア」は「最近のブックマーク」に置き換えられます。2つ目は「ビジュアルインスピレーション」と呼ばれるセクションで、閲覧している場所の美しい写真に加えて、「日帰り旅行」や「世界各地」が表示されます。写真を閲覧中に、写真をタップするとすぐに地図上のその場所に移動し、その地域をさらに探索することができます。

最後に、Modern Atlasではブックマークした場所の地図を保存できます。最初の場所をブックマークしたら、地図表示の上部にある「無題の地図」ラベルをタップし、「私のシカゴ旅行」のような名前を入力します。お気に入りの旅行、特に頻繁に訪れる都市の地図を保存できるのは素晴らしいアイデアです。この機能に欠けているのは共有機能です。例えば、友人が週末にオースティンに行くと聞いたら、お気に入りのスポットのカスタムマップを送信できたら最高です。

Modern Atlasを試しながら、シカゴ、バークレー、オースティンなど、様々な場所を巡って本当に楽しかったです。デザインはシンプルで読みやすく、新しい場所を散策する際には特に重要です。また、このアプリはiPadの大画面をうまく活用しています。私が訪れた小さな町でさえ、豊富な情報量に感銘を受けました。旅行が好きな方、あるいは単に新しい場所について学ぶのが好きな方にとって、Modern Atlasは素晴らしい選択肢です。

Modern Atlas は App Store で 0.99 ドルで入手できます。