iOS版Spotifyの最新バージョンがリリースされ、この音楽プレーヤー初のApple Watchアプリが搭載されました。App Storeのリリースノートでは、これはWatchアプリの「最初のバージョン」に過ぎないことが強調されていますが、現在のアプリの機能制限を考えると、これは安心材料と言えるでしょう。

SpotifyのWatchアプリは現在、最近再生した音楽の再生を開始し、再生/一時停止、スキップ、音量調節などの操作を行うためのアプリです。また、接続されたデバイスを選択して音楽を送信したり、曲に「いいね！」を付けてコレクションに追加したりすることもできます。たったこれだけです。

Spotify Watchアプリはバージョン1.0ですが、基本的な機能はしっかりカバーしています。特に、デジタルクラウンによる音量調節が可能なのが嬉しいですね。Spotifyは独自の音量インジケーターを設計しており、画面右上に縦の点線で表示されます。特に、Series 4 Watchのデジタルクラウンの触覚的なクリック感に合わせて、線の各領域が同期して変化する様子は見ていて楽しいです。

非常に残念な見落としの一つは、Spotifyが新しい40mmと44mmのSeries 4ディスプレイに最適化されていないことです。これは上の写真で確認できます。新デバイスの発売から2ヶ月後にリリースされたにもかかわらず、これらのデバイスをサポートしていないのは、見栄えがよくありません。とはいえ、この問題が改善されるまで長く待たずに済むことを期待しています。Watchアプリの発表投稿で、Spotifyは最高のWatch体験を実現するために、まだやるべきことがたくさんあることを率直に認めています。「音楽やポッドキャストをオフラインで聴ける機能など、多くのエキサイティングなことを計画しています。」最新のWatchディスプレイへの対応は、まさにそうした「エキサイティングなこと」の一つでしょう。