追記2：シドニー・モーニング・ヘラルド紙は、オーストラリアにおけるAppleとSamsungの訴訟について、より詳細な情報を入手しました。Appleは、SamsungのGalaxy Tab 10.1が、iPadである、iPad 2のバージョンである、iPadと同じ性能である、Appleが製造または供給している、Appleと提携している、iPad 2と同じ品質であるといった表示によって、顧客を誤解させていると主張しています。Appleは、Samsungに対し、Galaxy Tab 10.1の在庫をすべて廃棄するか、Appleに引き渡すよう要求しています。さらに、シドニー・モーニング・ヘラルド紙は、Appleが引用している特許の詳細も報じています。

標準特許
- 2008201540: タッチスクリーンディスプレイ上のリストスクロール、文書の移動、拡大縮小、回転
- 2005246219: マルチポイントタッチスクリーン
- 2007283771: 写真管理用ポータブル電子デバイス
- 2009200366: タッチスクリーンディスプレイ上のリストスクロール、文書の移動、拡大縮小、回転
- 2007286532: ヒューリスティックを適用してコマンドを決定するタッチスクリーンデバイス、方法、およびグラフィカルユーザーインターフェイス

イノベーション特許
- 2008100283: タッチスクリーンディスプレイ上のリストスクロール、文書の移動、拡大縮小、回転
- 2008100372: 写真管理用電子機器
- 2009100820: ロック解除画像上でジェスチャーを実行することでデバイスのロックを解除
- 2008100419: ロック解除画像上でジェスチャーを実行することでデバイスのロックを解除
- 2008101171: 画像ベースの連絡先閲覧用ポータブル電子機器

補足1： SamsungがAppleと締結したこの契約は、 Galaxy Tabの米国モデルをオーストラリアで販売しないことに関連しています。下記に詳述するように、Samsungはオーストラリア版のサンプル3点をAppleに提供することにも合意しています（製品発売の少なくとも7日前、8月11日と予想されていました）。FOSS Patentsは、これらのサンプル提供により、Appleがオーストラリア版についても発売前に仮差し止め命令を求めることが可能になると推測しています。

サムスンとアップルの特許紛争の最新展開として、オーストラリア連邦裁判所の判決が下るまで、Samsung Galaxy Tab 10.1の発売が延期されました。Galaxy Tab 10.1はオーストラリアで来週8月11日に発売される予定でしたが、アップルがオーストラリアで同製品の差し止め命令を求めたため、サムスンは発売延期に同意したようです。

サムスンの弁護士は、裁判資料の中で、Galaxy Tab 10.1はオーストラリアで若干の違いがあることを指摘し、Appleにオーストラリア版のサンプルを3つ提供することに同意しました。Apple、サムスン、そして裁判所の間のこの合意により、サムスンはGalaxy Tab 10.1のオーストラリアでの発売を延期するだけでなく、同製品のあらゆる広告活動を停止することになります。

審理は現在8月29日に予定されており、訴訟の状況を審査し、必要に応じて裁判の日程を決定する。Appleが敗訴した場合、Appleは発売延期に伴う損害賠償をSamsungに支払う義務が生じる。

[The Next Web経由]