Twitterが公式MacおよびiOSクライアントをアップデートし、Manton Reece氏の優れたTweet Markerサービスに対応させてくれることを多くの人が切望していますが、現実はサードパーティ開発者が革新性、実験性、そして新しい技術やアドオンによる既存ソリューションの改善への意欲において、再びTwitterを凌駕しているという状況です。その一つが、Twitterクライアント間でタイムラインを同期するWebサービス「Tweet Marker」です。このサービスの無料APIを実装することで、TwitterrificやTweetbotなどのクライアントは、ユーザーのタイムラインやメンションで「最後に読んだ」ツイートを同期できるようになりました。リストやダイレクトメッセージもまもなくサポートされる予定です。Tweet Markerの実際の動作については、以前のTwitterrific 4.3とTweetbot 1.6の記事で詳しくご紹介しています。

WebMarkerは、Twitter.comにTweet Markerを統合する新しいChrome拡張機能です。「最近はTwitterのウェブサイトなんて誰も使ってないじゃないか」とすぐにこの拡張機能を軽視する人もいるかもしれませんが、私はそうではないと思います。Twitter.comは、特定の状況では依然としてデスクトップクライアントの優れた代替手段となります。例えば、MacStoriesの人気コーナー「お買い得情報ハンター」のクリスは、仕事でWindows PCを使わざるを得ないため、サードパーティ製のWindowsクライアントではなくTwitter.comを好んで使っています。オフィスワーカー全員が仕事中にTwitterのステータスを同期し、帰宅時にTweetbotやTwitterrificsが中断したところから再開できたら、素晴らしいと思いませんか？

WebMarkerはChrome拡張機能なので、Googleブラウザが利用可能なあらゆるプラットフォームで動作します。インストールすると、アプリはOAuthアクセスのためにTwitter.comにリダイレクトします（これは良い選択です）。その後、Chromeのオムニバーに表示され、Twitter.comへのアクセスを待機します。仕組みは以下のとおりです。

Twitterを開くか、開いているページを更新すると、オムニバーにアプリアイコンが表示されます。アイコンが色付きの場合は、クリックすると最後にマークしたツイートまでスクロールダウンします。灰色の場合は、一番下までスクロールダウンし、マークしたツイートが見つかるまでTwitterがツイートを読み込みます（最大3回試行）。

ページがアイドル状態、またはタブが非アクティブな状態が 10 秒以上続くと、現在のツイートの読み取り位置が設定されます。

WebMarkerをMac版Google Chrome Canaryでテストしたところ、期待通りに動作しました。Chromeのタブがアイドル状態になると、「最後に読んだツイート」をTwitterrificとTweetbotに同期できました。また、オムニバーにある拡張機能のアイコンから、Tweet Markerの同期状態に簡単に戻ることができました。

WebMarkerは、Tweet Markerの成長を続けるエコシステムへの素晴らしい追加機能です。日々のワークフローでTwitter.comをご利用の場合、タイムラインを同期させるのに便利です。こちらからダウンロードしてください。