LiveRotateは、Becky Hansmeyer氏によるiPhone用写真ユーティリティです。写真の「ライブ」要素を損なうことなくLive Photosを回転させることができます。Becky氏は、Appleの写真アプリの制限に不満を抱き、LiveRotateを開発しました。

アプリについて書く中で一番好きなことの一つは、そのアプリの背景にあるストーリーを知ることです。LiveRotateは、ベッキー・ハンスマイヤーさんがベビーベッドで生後2ヶ月の息子のLive Photosを撮影していた時に思いつきました。彼女は写真の向きが間違っていることに気づき、がっかりしました。私も同じような経験をしたことがあります。iPhoneの持ち方によっては、向きが分からず、写真が意図した向きとは違って回転してしまうことがあります。

普通の写真を撮るなら、Appleの写真アプリで編集モードに入るだけで回転させることができます。しかし、Live Photoで同じことをしようとすると、写真はLive Photoから通常の静止画に変換されてしまいます。ベッキーさんは、ベビーベッドの中で動き回る息子のライブ映像を保存したかったので、LiveRotateを開発しました。

LiveRotateは、AppleのLive Photosアイコンを彷彿とさせる、目を引く魅力的なアイコンを採用しています。LiveRotateを初めて起動すると、iPhone上のすべてのLive Photosが、写真アプリのアルバム表示で表示されるグリッドに似た正方形のサムネイルのグリッドにインポートされます。画像をタップすると、写真のフルサイズバージョンが開き、初回読み込み時に一度アニメーション表示されます。

画面下部には、タップするたびにLive Photoを反時計回りに90度回転させるボタンがあります。画像を希望の方向に回転させたら、画面右上のボタンを押すと、選択した方向のLive Photoとしてフォトライブラリに保存されます。私のテストでは、LiveRotateは毎回完璧に動作しました。

iPadではあまり写真を撮らないものの、写真編集はするので、LiveRotateにiPad対応が追加されてほしいです。とはいえ、LiveRotateはAppleの写真アプリの不満な制限をシンプルかつエレガントに解決してくれるアプリで、まさに「写真」フォルダにしまっておいて、必要な時にだけ使えるようなアプリです。

LiveRotateはApp Storeで0.99ドルです。