iOS 5の初期ベータ版では、ローカルネットワーク上にAirPortステーションをセットアップする新機能が追加されると報じられていました。AppleInsiderはこの機能のスクリーンショットを掲載し、次のように記しています。

「Wi-Fiネットワーク」の下に、「AirPortベースステーションを設定…」という新しいオプションが追加されました。Time Capsuleの設定では、パスワードを入力してWi-Fiネットワークを作成するか、「別の設定をする」かを選択できます。後者を選択すると、既存のネットワークに参加するか、ベースステーションを交換するかを選択できます。また、iOS設定アプリから直接、適切なエラーメッセージや問題の解決方法の詳細が表示されます。

Twitterユーザー@SonnyDickson氏とMacTalk.com.auのフォーラム投稿者によると、Appleは現在iOS専用のAirPortユーティリティアプリのリリース準備を進めているようです。このアプリはまもなくApp Storeで公開される予定で、早ければ来週iOS 5が一般公開される頃には入手できるようになるでしょう。iOS 5 GMリリースでは、AirPortベースのネットワークのWi-Fi設定にある「このネットワークを管理」ボタンをクリックすると、App StoreからAirPortユーティリティをダウンロードするかどうかを尋ねられます。ダウンロードが完了すると、ダイアログボックスが開き、iTunesへのリンク（まだ公開されていません）にアクセスしてApp Storeからアプリをダウンロードできます。

iOS 5に基本的なAirPort設定機能が組み込まれるのか、それとも初期ベータ版で確認された機能がすべてApp Storeから別途ダウンロードできるように移行されたのかは不明です。iOS 5の主要機能の一つはPC Freeです。これは、iOSユーザーがMacやPCを使わずにデバイスを設定できるツールセットです。iPhoneやiPadから直接AirPortネットワークを設定できるようになることは、Appleが「コードを切る」ことでiOSデバイスをデスクトップコンピュータから独立させようとする姿勢と合致すると言えるでしょう。iOS 5とiCloudは来週の水曜日、10月12日にリリースされ、Appleは同日に別のApp Storeアプリ「Cards」もリリースする予定です。