iAd GalleryはAppleのガイドラインに違反している

iAd GalleryはAppleのガイドラインに違反している
iAd GalleryはAppleのガイドラインに違反している

Appleが昨日App Storeでリリースした無料のiPhoneアプリ「iAd Gallery」は、その「限定的な」機能について、インターネット上で様々な議論を巻き起こしています。見た目も良くレスポンシブなこのアプリは、ただ一つのことしかできません。それは、閲覧して「気に入る」ことができる広告のコレクションです。iAd Galleryは、iAdネットワークで最近開始された優れたキャンペーンを集約したもので、ユーザーは様々なブランドの広告が並ぶ回転ホイールを操作し、情報を確認したり、広告を「起動」してiAdsの豊富な機能を体験したりすることしかできません。つまり、iPhone用の無料広告コレクターと言えるでしょう。多くのユーザーがAppleに期待するような「生産的」(あるいは少なくとも面白い)ソフトウェアとは程遠いと言えるでしょう。

Silicon Alley Insiderのダン・フロマー氏が指摘しているように、iAd GalleryがAppleのiOSアプリレビューガイドラインに違反している可能性があり、Apple自身によって却下されるべきだったというのは皮肉なことです。ガイドラインの2.13セクションで、Appleは次のように説明しています。

主にマーケティング資料や広告を目的としたアプリは拒否されます

iAd Galleryは確かにマーケティング資料をベースにしており、様々な広告キャンペーンを閲覧できるだけの機能しかありません。確かに特定のキャンペーンの詳細を読んだり、そのキャンペーンを運営する代理店についてさらに詳しく知ることはできますが、私たちの意見では、それは「機能」とは言えません。また、アプリの「お問い合わせ」ボタンからiAdチームに連絡を取ることもできます。おそらく、クパチーノのApp Reviewチームは、このアプリがApp Storeの審査を通過するにはそれだけで十分だと考えたのでしょう。

実のところ、Appleが自社のアプリをガイドラインに違反しているからといって拒否するはずがありません。App Storeを管理し、最終的な決定権を持つのはAppleです。Appleの名の下に、何でも好きなアプリをリリースできます。しかし、全体像を見れば、他社が開発したアプリであれば拒否されていたであろうアプリをAppleが配布しているというのは、少しおかしな話です。

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フェデリコはMacStoriesの創設者兼編集長であり、アプリ、開発者、iPad、iOSの生産性向上に焦点を当ててApple関連の記事を執筆しています。2009年4月にMacStoriesを設立し、以来Apple関連の記事を執筆しています。また、アプリの世界を探求する週刊ポッドキャスト「AppStories」、メディアなどを楽しく探求する「Unwind」、そしてポータブルゲームと携帯ゲーム機革命をテーマにした番組「NPC: Next Portable Console」の共同司会者も務めています。