1月にAntaceaのCloud Connect Proをレビューした際、私は同アプリを「iPad用のFinder」と呼びました。その豊富な機能により、ユーザーは数回タップするだけでコンピューター、AirPortステーション、共有ドライブ、そして様々なサービスやマシンに簡単に接続できるからです。このアプリは、美しいユーザーインターフェースを備えているわけではありませんでしたが（開発者たちはこの部分の改善に取り組んでいます）、MacのFinderのほとんどの機能をタブレット画面に組み込んだ本格的なソリューションでした。コピー＆ペースト、並べ替えオプション、メディアストリーミング、カラムベースのフォルダーナビゲーションなどは、最初のリリースから既に提供されていました。ここ数年で試した、ローカルまたはリモートでコンピューターに接続するためのアプリ（SMB、FTP、SFTPプロトコルに加え、画面共有用のVNCとRDPもサポート）の中で、Cloud Connect Proは、グラフィック要素に改善の余地があったものの、コンピューターやDropboxなどのオンラインサービスを簡単に操作できる最も強力な方法でした。そして最新の 2.0 アップデートでは、iPhone でもこれが可能になりました。

Cloud Connect Proは4月1日にリリースされたアップデートでユニバーサル化されました。iPhone版はiPadアプリの小さな画面に、親指の操作性に合わせて調整されたナビゲーションを搭載したものです。iPadクライアントと同じ機能（iDiskおよびDropboxへのリモートアクセス、Google Docs / Box.netのサポート、FTP / SFTP / WebDAV / Apple File Sharing、SMB認証）を備えています。さらに、画面共有機能によりアプリをシンプルなVNCクライアントにすることも可能です。ローカルネットワーク上のコンピュータの自動検出、ゲストまたは管理者としてのログインオプション、コピー＆ペーストのサポート、ローカルダウンロードなど、他にも多くの機能があります。ここで述べた機能はすべて、基本的にiPhoneに実装されています。もちろん、コンピュータの閲覧時に複数の列を同時に表示することはできませんが、スワイプ1回でフォルダ間を前後に移動できます。左上隅のボタンをクリックすると、すべてのサーバーとデスクトップマシンが一覧表示されたメイン画面に戻ります。機能面では、Cloud Connect Proはほとんどの競合製品を圧倒しています。

2.0アップデートでは、ついにマルチタスクにも対応し、アプリを使用していない時でもバックグラウンドで音楽をストリーミングできるようになりました。App Storeで24.99ドルと決して安くはありませんが、iOSデバイスからコンピューター、サービス、共有ドライブに直接接続できる機能が満載です。スクリーンショットは下記をご覧ください。