MicrosoftはiOS版OneDriveの大型アップデートをリリースしました。ユーザーにとって重要な機能がいくつか追加されるほか、パフォーマンス向上のためアプリの基盤も全面的に書き換えられています。アップデートのリリースノートによると、これらの新機能はすべて今後数日かけて段階的に展開されるため、すぐには利用できない可能性があります。また、少なくとも現時点では、これらの新機能はすべてOffice 365サブスクリプションユーザー限定で提供されており、将来的に変更されるかどうかは不明です。

注目すべき最初の新機能は、オフラインフォルダです。OneDriveは以前からオフラインファイルを提供してきましたが、フォルダ全体をオフラインで保存する機能は残念ながらありませんでした。この機能は多くのユーザーにとって大きなメリットとなるでしょう。

OneDriveは今年初めにスキャンツールを追加しましたが、非常に基本的な機能しかなく、スキャンした文書は1ページのみに限られていました。また、スキャンしたページを編集する機能も全くありませんでした。最新バージョンのアプリでは、複数ページのスキャンに加え、スキャンしたページを切り取り、回転、削除するツールを導入することで、これらの問題を解決しました。

OneDriveの最後の2つの変更は、ファイル共有の改善を中心にしています。1つは、有効期限を設定した共有リンクを作成することで、他のユーザーにファイルへの一時的なアクセス権を付与できるようになったことです。もう1つは、アプリの「共有」タブにあります。職場または学校のアカウントをお持ちのユーザーには、新しい「探す」セクションが表示されます。このセクションには、一緒に作業している相手や共同で取り組んでいるプロジェクトに基づいて、ユーザー向けにパーソナライズされたさまざまなドキュメントが表示されます。