先週iOS 14がリリースされて以来、一つ明らかなことが分かりました。それは、アプリごとにウィジェットに対する独自のアプローチがあるということです。これまで紹介してきた新しいウィジェットには、共通するテーマは見当たりません。いずれベストプラクティスが生まれるかもしれませんが、今のところは天気アプリも含め、アプリはそれぞれ独自のやり方で動いています。先週は、ウィジェットに含まれる様々なデータタイプをきめ細かく制御できる天気アプリをレビューしましたが、今日はパーソナライゼーションに対して全く異なるアプローチを採用しているアプリを取り上げたいと思います。

Weather Lineでは、ウィジェットに表示するデータを選択するオプションがありません。表示されるデータはそのままで、それ以上でもそれ以下でもありません。しかし、このアプリは全く異なる方法でパーソナライズ化に力を入れています。それがウィジェットテーマです。

Weather Lineのウィジェットは、アプリ全体と同じ美しいビジュアルで表示され、チャートには今後10時間の1時間ごとの天気予報、または今後10日間の日次天気予報が表示されます。1時間ごとのウィジェットは小、中、大のサイズが用意されており、日次ウィジェットは中と大のサイズのみで、合計5種類のウィジェットオプションがあります。

ホーム画面または「今日の表示」に表示したいウィジェットを選択したら、Weather Lineのテーマでカスタマイズしましょう。インストール済みのウィジェットをジグルモードでタップするか、ウィジェットを長押ししてメニューから「ウィジェットを編集」を選択すると、ウィジェット設定画面が開きます。設定できるオプションは、ウィジェットの天気データの表示場所と、ウィジェットのテーマの2つだけです。

合計20種類のテーマオプションからお選びいただけます。ホーム画面の設定に合わせて、様々な外観をお楽しみいただけます。ミレニアルピンクからネオン、ドラキュラ、絵文字まで、18種類のカラーテーマをご用意しています。さらに、18種類のテーマの中から1つを選択する代わりに、「ダイナミック背景」と「システムの外観に合わせる」という2つのオプションもご用意しています。

豊富な設定を細かく調整できるウィジェットは、特にパワーユーザーにとって素晴らしいものです。しかし、超美的ホーム画面をカスタマイズできることには特別な魅力があり、おそらくより幅広い層にアピールするでしょう。その点において、Weather Lineは最適な選択肢です。