TechCrunchの取材に応じた情報筋によると、ビデオ編集アプリケーション「Final Cut Studio」スイートの一部であるFinal Cut Proの次期リリースが今春リリースされるという憶測が広がっている。Appleがプロ志向のFinal Cut Proの開発を中止し、コンシューマー向けプログラム「iMovie」に注力するのではないかとの憶測もあったが、スティーブ・ジョブズは昨年、彼のトレードマークである短く曖昧なメールを何通か送っており、「お楽しみに。しっかり準備して」と「次のリリースは素晴らしいものになるだろう」と綴っていた。

Appleは先日、クパチーノ本社で次期Final Cut Proのプレビューを開催し、少数のビデオ編集者を招いてフィードバックを求めたそうです。この次期Final Cut Proは8番目のバージョンとなり、「10年以上前にオリジナル版が開発されて以来、Final Cut Proに最大の改良が加えられる」と言われています。

ある情報筋がTechCrunchに語ったところによると、今回のリリースでは、低レベルのアーキテクチャ変更からユーザーインターフェースの全面的な再設計まで、多数の大規模な変更が加えられるとのことです。64ビットサポートも改良点に含まれると予想されており、ユーザーから強い要望が出ています。製品のデモを見た人々は、これらの変更は「抜本的で野心的」と言えると語っています。

[TechCrunch経由]