10月に初めてiOS版Vivaldiをレビューした際、リリース時点ではアプリで利用できるカスタマイズ機能の少なさに失望しました。Vivaldiブラウザはデスクトップ版ではUIカスタマイズと高度な機能を重視していることで知られているため、これは特に顕著でした。iOS版アプリでは、タブバーの色を変更できず、新規タブページの背景画像もカスタマイズできませんでした。

しかし本日、iOS版Vivaldiがバージョン6.6にアップデートされ、カラフルなテーマでアプリのユーザーインターフェースをカスタマイズできるようになりました。あらかじめ用意されたいくつかのカラーから選択したり、iOSネイティブのカラーピッカーを使用したり、閲覧中のサイトに応じてUIのアクセントカラーを動的に変更したりすることも可能です。さらに、新規タブページの背景画像をカスタム設定することもできるようになりました。タブバーを画面下部に移動できる機能と組み合わせることで、これらの新機能により、少なくとも外観設定の面では、iOS版はVivaldiに期待されるものに大きく近づきました。

Vivaldi 6.6には、ネイティブでダークモードをサポートしていないウェブページでダークモードを強制的に適用する新しい設定も追加されました。この機能を実現するSafari拡張機能「Noir」の大ファンとして、この機能がより多くのサードパーティ製ウェブブラウザに実装されるのは非常に喜ばしいことです。

iOS版Vivaldiはまだ初期段階にあり、タブのグループ化など、タブ管理に関してはデスクトップ版に備わっている機能の多くが欠けています。しかし、今後も着実に利便性とカスタマイズ機能を強化していけば、iPhone版でも独自の地位を確立できると確信しています。

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